中国商務部国際貿易経済合作研究院の梅新育研究員は取材に対し、高速鉄道は「メード・イン・チャイナ」の目玉商品になるとの見解を示し、高速鉄道の建設ペースの減速で、欧州や日本などのメーカーは産業スパイを使って中国の高速鉄道の技術を盗み取る可能性があるとし、設備メーカーにスパイ対策を強化するよう促した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。 梅新育氏は、中国は海外市場を放棄すべきでないと見ている。中国は高速鉄道の設備を海外に輸出するだけでなく、その規格も提供しているためだ。中国が一歩先を行けば、全世界で中国の高速鉄道の規格が用いられることになる。 ところが、世界で高速鉄道建設がブームとなっているなか、入札機関に厳しい条件を設ける国もある。例えば、ブラジルは運営数年後に返還することを要求している。「そのような状況下で、中国の高速鉄道メーカーが一括請負の入札から身を引き、設備