20代、30代と比べて、40代の転職は難易度が数段階高まる。理由は簡単だ。40代に期待している会社が少ないのだ。 求人元の会社が転職希望者に求めているのは、新たな職場環境でこれまで以上に力を発揮する人材である。しかし、残念ながら、40代に伸びしろはほとんどないうえに、環境順応性も低い。したがって、40代を迎えたなら、転職するよりも現在の会社にとどまることを第1に考え、そこで自分の能力を伸ばすこと、あるいはこれまで身に付けてきた知識やスキルを維持することに注力したほうがいい。 「給料」を理由に転職しないほうがいい とはいえ、40代が転職できないわけではない。門戸は狭いものの求人はある。その前提で述べると、40代で転職するなら、それは自分のビジネスキャリアを完成させるための転職であると考えるべきだ。 人は長い年月をかけて、さまざまな能力を身に付けながら成長し続ける。そして、45歳前後を分岐点と
![40代は「お金目的の転職」をしてはいけない理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/37fe2a1f87fe1450ede12365ea07db1e71110f26/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2F0%2F1200w%2Fimg_803bd79776043a013cebf07d749c9141133786.jpg)