文化審議会は20日、「軍艦島」として知られる長崎市の端島を含む三つの島で構成する「高島炭鉱跡」など9件を新たに史跡に指定するよう文部科学相に答申した。ほかに、名勝5件、登録記念物6件、重要文化的景観1件の新規の指定や登録も答申した。 高島炭鉱跡は、端島のほか高島、中ノ島にある幕末から昭和にかけて稼働した炭鉱の遺跡。端島と高島の炭鉱跡は、来年のユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産登録に向けて政府が推薦した「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」(長崎や福岡、岩手など8県)の構成資産になっている。今年夏~秋にかけて行われる予定のユネスコの諮問機関による現地調査を前に、史跡指定で国による保護の体制を整える。 他に答申された史跡などは次の通り。 【史跡】慈恩寺旧境内(山形県寒河江市)▽上野国佐位郡正倉跡(群馬県伊勢崎市)▽下里・青山板碑製作遺跡(埼玉県小川町)▽西高木家陣屋跡(岐
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