国の重要文化財の大阪府立中之島図書館(大阪市北区)で1日、1961年から閉じられていた正面玄関の扉が54年ぶりに開かれ、通行が可能となった。これまでは玄関内側に本の閲覧スペースが置かれていたが、移転が決まった。 正面玄関は外階段を上った2階部分にあり、円柱が並び神殿を思わせる外観で、観光客に人気がある。館長らによるテープカットの後、高さ約3メートルの木製の扉が開かれ、中から合唱団が祝福の歌を響かせた。 中之島図書館は1904(明治37)年に開館。長年、正面玄関ではなく1階出入り口を使っていた。 正面玄関から中に入った大阪府高槻市の主婦山田幸子さん(72)は「重厚な扉が開く様子を見られて良かった」と話した。
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