VAMPSはなぜこれほどの怒涛のライヴスケジュールを繰り返していくのか――というのがこのインタヴューのテーマだ。たとえば、6月24日に発売されるライヴDVD『VAMPS LIVE 2014-2015』は、同名のツアーを映像化した作品だが、10日間行われたZepp Tokyo公演の最終日、つまり10日目のZepp Tokyoのライヴをまるごと収めたものになる。それゆえのことだと僕は感じるのだが、このライヴは明らかに尋常ではないテンションがみなぎっている。冒頭から徐々にギアが入っていくのではなく、冒頭から100%以上の出力で突き進んでいく――しかもそれはステージ上のメンバーのみならず、オーディエンスもまたメンバー以上にそうなのである。彼らは通常のライヴの物語を限りなく獰猛で美しい、VAMPSのライヴにしかないメカニズムによって塗り替えていく。その様は痛快でしかない。 HYDE、K.A.ZにVA