土曜時代ドラマ「悦ちゃん」の原作を書いたのが、作家・獅子文六。今、若い世代の方はあまりご存じないかもしれません。 でも実は、戦前から大活躍していた昭和の“大ヒットメーカー”なのです。 獅子文六に詳しいコラムニストの山崎まどかさんに、その魅力について教えてもらいます! 獅子文六とはどんなひとだったのか 2017年7月12日掲載 獅子文六という作家をご存知ですか? 名前の文字の並びだけを見ていると、何だかいかめしくて、古風な作家のイメージが浮かぶかもしれません。でも、そんな風に思っていると損をします。明るくて、楽しくて、ピリッと風刺が利いていて、お洒落で、ホロリとさせるハートウォーミングなところがある。日本文学界広しと言えども、こんなに面白い小説ばかり書く作家はそうそういないのではないでしょうか。 ただ、彼の名前を聞いたことがないという人がいても不思議ではありません。獅子文六が流行作家として活
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