【谷川浩司会長コメント】 12月26日に第三者委員会より報告書を頂きましたが、その要約を作成して頂きましたので、ホームページにて開示致します。 かなりの分量になりますので、ご覧になる方はまずその点をお含みおき下さい。 報告書の内容を真摯に受け止め、将棋界の正常化ならびに、棋士が盤面だけに集中できる環境作り、将棋ファンの皆様に真剣勝負を楽しんで頂けるように努めて参ります。 皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。 調査報告書
将棋のソフト指し疑惑について、第三者委員会の調査結果が発表されました。 将棋:ソフト使用疑惑「不正の証拠ない」 第三者委 - 毎日新聞 私は、この問題について三本の記事を書いています。 渡辺竜王に私心はない! - アンカテ 将棋のソフト指しに見る逆転の構図 - アンカテ 「千田率」によって裁かれる恐怖 - アンカテ いずれの記事でも、不正の有無について直接的な言及は避けていますが、内心では「不正は間違いなくあった」と考えて書いており、普通に読めばそのニュアンスを汲み取れる文章だったと思います。 現時点では、この点については、自分の認識が間違っていたと考えており、第三者委員会の「不正は無かった」という調査結果は充分信頼のおけるものだと思っています。このような記事を書いたことについては、三浦九段および関係者の方におわびします。 ここでは、自分のこの間違った認識がどうして起きたのかについてふりか
12月26日(月)、日本将棋連盟は第三者調査委員会の調査結果に関する答申を受けました。 本日それを踏まえ、記者会見を東京・将棋会館で行いました。 以下に谷川浩司会長の会見要旨を記載いたします。 谷川浩司会長 会見要旨 昨日午前、第三者調査委員会より報告書を頂きました。 委員長の但木先生をはじめ、永井先生、奈良先生には、二ヶ月近くに及ぶ綿密な調査をして頂き、本当に有難うございました。 また、昨日午後に会見を開いていただきました事も重ねて御礼申し上げます。 今回の報告書では、三浦九段は不正を行っていないこと、常務会が出場停止処分を取ったのは妥当であること、この二つの結論を頂きました。 常務会の判断が妥当だったとは言え、結果的に三浦九段につらい思いをさせてしまいましたことは本当に申し訳なく思っております。 そして、常務会として反省すべき点がいくつかあります。 まず将棋ソフトが急速に力を付けてきた
対局中に将棋ソフトを使用した疑いが持たれている三浦弘行九段(42)が7日、改めて疑惑を否定する内容の文書を弁護士を通じて発表した。自身のスマートフォンの調査を解析会社に依頼し、将棋ソフトを使用した形跡がないことが裏付けられたなどと主張。疑惑を「単なる憶測に基づく誤った事実」として、出場停止などの処分の撤回を求めた。文書は「対局中の将棋ソフト使用疑惑について(3)」と題されている。全文は次の通り。 ◇ 日本将棋連盟は、平成28年10月27日、私の出場停止処分の妥当性と対局中の行動について、第三者調査委員会を設置しました。連盟は、出場停止処分の妥当性に疑義があると考えたからこそ、第三者調査委員会を設置したのだと思います。しかし、私の出場停止処分は未だ継続されています。出場停止処分の妥当性に疑義があるのであれば、まずは出場停止処分を撤回してから調査にあたるべきではないでしょうか。
昨日ので最後にしようと思いましたが、言い足りないことがあったので最後に付け加えます。 自分ではブレてないつもりでも、言葉があちこち飛び交ったのは自分の責任です。急所を自分のブログで書くのを怖れてメディア任せにしたのもいけなかった。この点、自分も身を挺しきれていなかったです。 週刊文春に掲載された記事内容は、個人的にはおおむね間違っていないように思いますが、矛盾の印象を与えそうな言葉や、本意では伝わらない恐れがある表現は、誤解を解くような努力をしなくてはいけなかったと反省しています。時間が経ってからでは状況を見て態度を変えているように思われるのも仕方がなしです。 1つ1つ説明いたらキリがないですが、島さんや千田君にはピンチの時に助けてもらって本当に感謝しています。 千田君はまだ若いから自分の将棋に専念していい立場なのに加えて、彼にはまるで得がないのに助けてくれました。 では。
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