2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、新しい公式エンブレムの選考に向けた準備会の第2回会合を都内で開催し、座長の宮田亮平東京芸大学長(70)は年齢制限を幅広くし、幼稚園児まで幅を持たせる議論が上がっていることを明かした。 盗作疑惑で白紙撤回されたアートディレクター佐野研二郎氏がデザインした前エンブレムの応募資格は、国内外7つの賞で2つ以上の受賞歴が必要だった。厳しすぎる資格が「閉鎖的」と批判されたことを受け宮田座長は「設けたことで、あんな騒ぎになったんだから、こんなの設けるはずがない」と今回は撤廃する考えを示した。 その上で「広く国民にアイデアを募集したい」と準備会の議論では、年齢制限を幅広くし、幼稚園児や小学生でも家族や学校などの団体で大人が代表者ならば応募できる案や、代表者がまた海外の応募も許可する案などが議題に上がった。 幅広く公募することで生じる「テーマのずれ」を防