タグ

ブックマーク / essa.hatenablog.com (14)

  • アテンションとエコノミーの間 - アンカテ

    お金とは、「シェアできない」という性質に注目してべ物を抽象化したシステムではないかと思う。 「システム」と言うとコンピュータを使ったものを思い浮かべてしまう人が多いが、コンピュータがなくても機能しているシステムはたくさんある。 オフィスの机の上に「未決BOX」と「既決BOX」があって、人がそこに書類を置いていくのだって立派なシステムだ。 お金はコンピュータが無い時代には立派なシステムだった。 たとえば、コンビニの店頭におにぎりとサンドイッチを何個づつ置いたら良いのか、ということには、ものすごくたくさんの要素が複雑に絡みあっている。作る側には材料の手配や製造工程でいくつも考えることがあるし、べる側には、人それぞれさまざまなニーズがある。おにぎりが好きな人もサンドイッチが好きな人もいて、どちらでもいい人もいて、かわりばんこにべたい人もいて、何でもいいからえればいいという人もいる。 しか

    アテンションとエコノミーの間 - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2009/07/27
    "お金とは、「シェアできない」という性質に注目して食べ物を抽象化したシステムではないかと思う"
  • 名刺にメールアドレスではなくWaveアドレスを書く時代がすぐそこに? - アンカテ

    Wikiを更地から再構築したら Google Waveはいろいろな顔を持っていて、これが何であるかについていろいろな意見が出ると思うが、私は、まずは「更地から再構築したWiki」であると見るべきだと思う。 つまり、「一つの文書を複数の人が共同で編集する」ということに、理論的なモデルを与えることで、以下の特性を加えたものだ。 リアルタイム性(一文字単位で更新が反映される) スケーラビリティ(世界中の人が同時に乗っても大丈夫) 拡張性(地図や動画やチェス盤などいろいろなガジェットを貼れる) 技術的には、Google Wave は、非常に良くできた Wiki ではあるが、目新しいことは何もない。しかし、Google Wave には、もの凄いイノベーションが含まれていて、それは「メールは特殊なWikiである」という、全く新しいものの見方である。 メールとは対話ログの共同編集 メールとは普通に考えれ

    名刺にメールアドレスではなくWaveアドレスを書く時代がすぐそこに? - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2009/05/31
     ”「対話以外はメールと認めない、一方的なメッセージの押しつけはできなくてもいい」というGoogle Waveの設計思想は、(中略)グーグルのような仕事の仕方をすることを暗黙のうちに強制するようなツールなのだ”
  • 広がっている「日本」にアイデンティティを持とう - アンカテ

    On Off and Beyond: 海外で勉強して働こう 「日はもう立ち直れないと思う」というこのエントリが、はてなブックマークで大きな話題になっているのだけど、これは、言語と経済と政治文化と生活と安全保証の国境が全部同じである「日」という単位が消えるという意味ではないかと思う。そして、そういう全部ワンセットの「日」というものに頼っていると、あとで困るよという話。私はそう受け止めた。 たとえば、このエントリは日生まれで海外在住の人が日語で書いている。「日」と日語のWebの世界はもう随分違っていて、海外在住の日人の書くブログも渡辺千賀さんや梅田さんだけじゃなくて、他にもたくさんある。逆に、外国生まれで日に住んでいる人が書いているブログもいっぱいある。 日語圏は世界中に広がっているけど、隣近所が全員日語を話し日企業に勤めていて友達が全部日人である「日」は縮まって

    広がっている「日本」にアイデンティティを持とう - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2009/04/30
     場所と一体化した在りようから、アイデンティティも仮想化してどこでもホームへ…かな。
  • 円高の日にはメールとExcelの無いオフィスを想像してみる - アンカテ

    円高って、日に対して世界中が「この子は当はもっと出来る子」だと見てるってことだと思います。 当なら日は、もっともっと生産性を上げられるはずだ、世界中がそう言っていて、世界中の金持ちがそれに便乗している。私もそう思います。ITを活用して、一般的なオフィスワークの生産性を高めなくては日はもう生き残っていけません。 IT活用は、大きく言えば定型業務と非定型業務に分かれますが、専用の業務システムを開発すれば対応できる定型業務より非定型業務の方がずっと重要です。つまり、扱うデータや文書の構造や、その為の手順が、半分は決まっているけどその都度微妙に変化する、そういう業務です。 そういう分野では、ほとんどの会社で、メールとオフィスソフト(WordとExcel)が多く使用されていると思います。この二つのソフトは、紙の書類で行なわれてきたオフィス業務の延長線上にあるので、直感的に理解しやすく導入し

    円高の日にはメールとExcelの無いオフィスを想像してみる - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2008/10/26
    「紙というテクノロジーはコミュニケーションのあり方を一種類に規定するテクノロジーだったわけです。それに対し、上記のソフトはそれぞれが全く違うコミュニケーションの流れを作り出すことを可能とするものです」
  • 2008-09-03 - アンカテ 印刷抜きでiPhoneとChromeを前提として始まるOffice

    途上国では、固定電話より早く携帯電話が普及するということが起きているそうですが、それと同じように、パソコンの使い方も我々が先進的な使い方と思いこんでいるような所からスタートするかもしれません。 私は、普通の事務作業の中でパソコンを使う時、「印刷」とそれにまつわる作業、罫線やフォントやレイアウトの調整といったものは、無駄以外の何者でもないと考えています。おそらく、「印刷」作業の回りで、体裁だけの為に全く生産性向上に寄与しない、ものすごく無駄な時間が膨大に費されていると。 そもそも、書類を紙に印刷するのは、情報共有の為の手段です。我々はパソコン以前に紙による情報共有に長い間親しんできましたから、目的と手段を混同してるのではないでしょうか。 各人が、 iPhoneKindle や EeePC のようなビューアになる端末を常時携帯して、それによってストレスなく書類を見ることができたら、印刷し

    2008-09-03 - アンカテ 印刷抜きでiPhoneとChromeを前提として始まるOffice
    simadoufu
    simadoufu 2008/09/03
     iPhoneを使うようになって自分的にはますます減ったプリント。賛成なのだ。でも、共有のためじゃないポストイットは相変わらず必須。
  • 画面に触っているうちは本物のiPhoneではない - アンカテ

    iPhoneはインターネットを換骨奪胎する。:アート資主義 - CNET Japan これは自分の記事が引用されてるとは知らなくて、「なるほどなあ、電力システムの歴史との比較かあ」と感心しながら読んでいたら、途中から自分の記事が出てきてビックリしました。 ただ、少なくとも、タッチパネル+カメラ+マイク+GPS搭載のWi-Fiデバイスが、あのスムースなアプリケーション操作を通じて「外に出る」ことのその先はもう少し考えてみる価値がある。 たとえばiPhoneGoogleMapsは非常に良く出来ていて、まずキーボードからキーワードを入れる必要がない。 なぜなら位置情報を取得して自動的にロケートしてくれるのでそもそもPCとは操作性が全く違う。ただ、それだけなら従来のGPSデバイスと違うことは無い。 でも、Push Notification Service を組み合わせれば、位置情報にマッチした

    画面に触っているうちは本物のiPhoneではない - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2008/07/23
    "GPSと「着信」が主たるIO(入出力装置)になるサービス"
  • 感情のアスリートとしての「驚き男」 - アンカテ

    葬式のとき親族に代わって盛大に泣きじゃくる「泣き女」という職業が世界各地にあったように、Apple 製品に関してはインターネット各地に「驚き男」みたいな役割を自任しているようなひとたちが居り、発表時期には彼らが盛大に驚いたり分析&展望芸を披露しはじめるので、まともな材料とまともじゃない材料の区別がつけづらい闇鍋状態に近付く。 驚き男! 実に素晴しいネーミングだと思うけど、初出はここでいいのかな。 id:matakimikaさんは、批判と揶揄のニュアンスで使っていると思うけど、「驚き男」っていう役割はすごく重要な意味があると私は考える。 喜怒哀楽+驚の感情の稼動域が大きいってことは大事なことだ。中途半端では役に立たないけど、心から驚けるのは素晴しい。感情が当に自由にダイナミックに動く人の感情を見ることは、イチローのレイザービームのような、ダイナミックに動く身体によるパフォーマンスを見てるの

    感情のアスリートとしての「驚き男」 - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2008/07/14
     なるほど。ふむ。TVよりずっと面白いなぁ。
  • 21世紀型企業のモデルとしての日本将棋連盟 - アンカテ

    突然ですが、社団法人日将棋連盟という組織は、これからの企業にとって一つのモデルケースとなるのではないかと思いました。 それは、プロフェッショナルとスタッフという性質の違うメンバーが一つの目的の為に協力する組織ということです。 日将棋連盟には、百数十人のプロ棋士が全員所属していますが、それとは別に事務局という組織があります。事務局の業務もないと将棋の対局は成立しません。 単純に考えて、7つあるタイトル戦の実施だけでもイベントの企画、運営として結構な仕事量があるような気がします。それぞれのタイトル戦ごとに最低4回の対局が行なわれるので、年に30局から40局以上、その多くが地方の毎回違う場所で行なわれるし、主催新聞社、その他マスコミ、地方の将棋ファン等関係者も多岐に渡ります。挑戦者となる棋士や対局数が直前まで確定しないという将棋独特の不確定要素もあります。 タイトル戦以外の一般の対局もたくさ

    21世紀型企業のモデルとしての日本将棋連盟 - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2008/06/25
     プロとスタッフの関係という表現、’腑に落ちる"な。
  • 2008/03/13 無料経済=お金が買える経済 - アンカテ(Uncategorizable Blog)

    七左衛門のメモ帳: 無料より優れたもの Kevin Kelly による "Better Than Free" の翻訳が大評判になっているようです。これとともに要注目だと思うのが、Chris AndersonのFree! Why $0.00 Is the Future of Businessです。 こちらはまだ全訳は無いようですが、次の二つのブログでだいたいの内容はわかると思います。 B3 Annex: Longtail著者の新作"Free"、Wired誌に先行登場! 6つの無料ビジネスモデルとは? ロングテールの次の流行ワードは「Free」?|株式会社スパイスボックス|Blog そして、私が最も重要だと思ったのはここです。 The "attention economy" and "reputation economy" are too fuzzy to merit an academic

    2008/03/13 無料経済=お金が買える経済 - アンカテ(Uncategorizable Blog)
    simadoufu
    simadoufu 2008/03/14
    アテンションじゃないけど、クレジットカードを使うと貯まるポイント(クレジット会社が"評価"してる??)をビックカメラのポイントに変換して物を買うって今までとは何か違う気がしてる
  • 「経営の未来」に従業員の未来を見る - アンカテ

    経営の未来 これ、すごく良いなのだけど、致命的にタイトルがヌルイ。このを読むべき人に届けようという意思が全く見られないタイトルだ。 私だったら、次のどちらかのタイトルをつける。 もはや「部長」「課長」には未来が無い! 従業員の未来 原題は "The future of management" なので、それを素直に直訳しただけなんだけど、「経営の未来」というタイトルでは「経営」というものが何となく嫌いな人と、「経営」なんてものに未来があるんだろうか、と思っている人が、わず嫌いをしてしまうじゃないか。 それより何より、自分は良き「従業員」になろうと思っている人がまず読むべきだと思う。 実をいうと、「エンプロイー(従業員)」という概念は近代になって生み出されたもので、時代を超越した社会慣行ではない。強い意思を持つ人間を従順な従業員に変えるために、二十世紀初頭にどれほど大規模な努力がなされ、

    「経営の未来」に従業員の未来を見る - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2008/03/10
     サマライズがうまいなぁ。
  • アンカテ

    村上龍の「愛と幻想のファシズム」は1980年代にディープフェイクを予言していて、しかもそれは、革命を起こす側の「俺たちはフェイクを使うけど、当にフェイクで世の中を支配しているのはお前らだろ」という怒りを現実化したアイディアとして描かれていて、凄いなあと思うけど、そのフィクションの中で、フェイクビデオを使って革命を起こそうとしたのは、カッコいい若いカリスマだった。 読んでから30年以上たって、似たようなことが起きて突然それを思い出した。フェイクニュースを活用して大変な騒乱を引き起こしたカリスマの支持者たちは、確かに「おまえらの方がフェイクだ」と言って怒っているが、現実はさらに奇怪で、そのカリスマは74才の不動産屋だった。 これは、書く側でなく受け取る側の想像力の限界で、細部まで正確な予言は理解されず受け取られないということだろう。 従って、これが終わりではなく、我々の想像力を上回る次のトラ

    アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2008/02/21
    デジタルデバイドにマインドデバイドが隠れてるというのは、なるほど。主に接するメディアが分散しているということなのかな。自分も新聞読んでないし。。。でもそうやって片づけちゃまずい気もする。
  • 生産のフラット化と消費のフラット化のタイムラグ - アンカテ

    フラット化とは、生産のフラット化と消費のフラット化が違うスピードで進行することだ。 つまり、「途上国の人は先進国の人が買うものを作れる」のに「先進国の人は途上国の人が買うものを作れない」、あるいは、「途上国の人は先進国の人が買うものを作るプロセスに参加できる」のに「先進国の人は途上国の人が買うものを作るプロセスに参加できない」という状態になることが問題なのだ。 たとえば、iPodは先進国向けの製品だけど、その中にあるフラッシュメモリは発展途上国で作られる。たまたまググって出て来たSpansionというメーカーの最終試験 & 組立拠点は、バンコク(タイ)、ペナン(マレーシア)、クアラルンプール(マレーシア)、蘇州(中国)にあるそうだ。 これがiPodで使われているかどうかはわからないが、iPodという製品ができるまでの労働は世界各国に広がっていて、その中には、発展途上国の人たちも参加できる工

    生産のフラット化と消費のフラット化のタイムラグ - アンカテ
    simadoufu
    simadoufu 2006/09/17
     プロセスの評価、生産物の評価が難しい分野が生き残る
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - ひとりでやってみんなに知らせる

    的経営の悪しき部分の象徴のひとつは、非能率的な会議だろう。 なぜ会議が非能率的になるかと言えば、関係無い人、そこにいる必要無い人がたくさん出席するからだ。 そこにいるが必要無い人をなぜ呼ぶかと言えば、呼ばないとその人の感情を害するからである。感情の為だけに呼んだ人が口を開くと、説明は長くなり質疑応答が迷走し物事が決定しないまま会議が終わることになる。 しかし、そういう配慮をたくさんしないで仕事を進めると、悪しき日的経営の中では「独断専行」と言って嫌われる。 独断専行と非能率的な会議は、どちらも情報の行き渡る範囲が権力だという前提の発想だ。情報を特定の少数の人間が独占してしまうのが独断専行であり、そういう批判を避けようとして、情報を事前に広く行き渡らせようとすると非能率的な会議になる。 もちろん、その中間に最適解があるはずだが、ある情報がどこまで広まることが適切なのか考えるのはかなりの

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - ひとりでやってみんなに知らせる
    simadoufu
    simadoufu 2006/09/17
     ムダな会議と情報共有の関係がすっきりと説明されてる。
  • 「オオヤケ」的階層化のYahooと「Public」でフラットなGoogle - アンカテ

    成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN― - 『家族の痕跡』読書会チャット報告が面白い。 たくさんの興味深い論点があるが、一番興味を引かれたのが、主として井出草平さんが提起されている「『オオヤケ』と『Public』」という観点。 日人はもともと社会と直接接続する回路を持っていない。自分はまず「家」の一員であり、家を代表する家長が会社という「オオヤケ」に接続している。でもその家長も会社の中では、単なる「ワタクシ」の一員としてふるまう。会社が公的な存在であるのは、社長が会社を代表して、例えば業界という「オオヤケ」に接続しているからだ。 この図を見た方がわかりやすいかもしれない。 日人にとって社会参加とは、この階層構造のどこかにポジションを得るということである。 一方「Public」とは、全ての成員が同一の立場で直接接続するものである。西欧近代の社会はこの意味での「Pub

    simadoufu
    simadoufu 2006/05/25
    Publicとオオヤケ。日本の特徴を見る切り口のひとつかも。
  • 1