市川伸一編,「認知心理学4:思考」,東京大学出版会, 1996. pp.181-203 (第8章)の一部を抜粋修正し,またこれに加筆したものです. はじめに:創造的な仕事の多様性 創造的思考とは思考の特別な種類をいうわけではない.それは創造的な仕事に従事している際の思考のありかたや効果の特徴をいう. 思考のありかたは人間のこころ,あるいは脳における情報処理によっても特徴づけられるだろうし,同時にこころがからだを通して働きかけている相手である環境の性質によっても特徴づけられる. ひとくちに創造的な仕事といっても,さまざまな規模と種類のものがある.さらに創造性の評価の視点も複数存在する. 作曲 絵画 産業における技術開発 科学における仮説生成 有限個の幾何図形を組み合わせて意味のある形を創り出す作業 夕飯の献立の準備 これらはすべて創造的思考の結果であるけれども,あるものは数分で完成し,あるも
リンクマイニング (link mining)† ネットワーク中のノードを結ぶリンク(辺)のパターンや予測を扱うデータマイニング. 文献1によれば,以下のようなタスクがある 対象関連タスク (Object-Related Task) リンクベース対象順位付け (Link-Based Object Ranking) グラフ内の対象を,リンク構造を用いて順位付けする. リンクベース対象クラス分類 (Link-Based Object Classification) グラフ中の対象にラベル付けをする.リンクで関連づけられた対象を同時にラベル付けする点が特徴. 対象クラスタリング (Object Clustering / Group Detection ) 共通の性質をもつ対象をまとめる 対象識別 (Object Identification / entity Resolution ) 実世界の同じ
私のブックマーク - 第5回:知的エージェント(WWWを中心に) - 山田誠二 東京工業大学 大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻 http://www.ymd.dis.titech.ac.jp 1. はじめに 一つの計算機を飛び越えて,外界で自分の判断で行動する「エージェント(agent)」と呼ばれるプログラムとして人工知能を捉え直すことにより,さまざまな建設的研究・応用が生まれている.しかし,エージェントという言葉は,モバイルエージェントからロボットまで非常に多義であり,その全体像を把握し,最新の情報を獲得することは容易ではない.そこで,この「私のブックマーク」という連載の場をお借りして,最新の情報を提供してくれる極めて動的な情報源であるWWWにおけるエージェント関連のWebページを広く取り上げることにする.まず,最も重要だと思われる「私のブックマーク」のWebページのURL
自律システム特論I 講義内容 Lecture Note (Lecture #1) イントロダクション (PDF形式) (Introduction) (Lecture #1) シラバス紹介 (Lecture #1) 講義概要と目的 (Objectives of This Lecture) (Lecture #1) その他の注意事項 Part A: 基礎理論 (Theory and Framework) このパートの目的 (Objectives) (Lecture #1) エージェントと環境 (Agent Approach) (Lecture #1) 合理的エージェント (PDF形式, 人工知能学会編人工知能ハンドブックに掲載予定) (Rational Agent) (Lecture #2) 演繹推論エージェント (Deductive Reasoning Agents) 演繹推論とは? エージ
INTELLIGENCE WITHOUT REPRESENTATION 表現形式なき知性 - Rodney A. Brooks, 1987 back この文章は Rodney A. Brooks の論文 「Intelligence without Representation」および 「A Robust Layered Control System for a Mobile Robot」を 読んで新山が理解したことをまとめたものです。 Related links MIT AI-Lab の Brooks のページ Google://brooks subsumption/ (日本語) Google://brooks subsumption/ (英語) 大分大・知能情報システム工学科実験 (Subsumption Architecture を使っている) 最近のBrooksの寝ぼけた発言 概要
IGDA日本は、株式会社フロム・ソフトウェアの協力、日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)の後援の下、5月12日(土)に東京大学本郷キャンパス工学部新2号館(東京都文京区)にて、ゲームAI連続セミナー「ゲームAIを読み解く」の第3回「Chrome Hounds におけるチームAI」を開催しました。本セミナーのコーディネータを務めました筆者がレポートをお届けします。 なお、本連続セミナーの概要などについては、第1回のレポートや第2回のレポートを参照して下さい。 Chrome HoundsにおけるチームAI 第3回は「Chrome HoundsにおけるチームAI」と題して、集団として知性を発揮するAI技術を取り上げました。具体的なテーマは、「群知能」「マルチエージェント」「チームAI」です。第1回、第2回では、個として機能するAIを想定してきましたが、今回はそれらを集団として見た時、
「エキスパートシステム」 1.エキスパートシステムの定義 問題領域の専門家から獲得された専門知識を用いて推論を行い,専門的に高度な現実の問題を,専門家と同等のレベルで解決する知的システム キーポイント (1) 問題領域の専門知識を用いて推論を行うこと (2) エキスパートから獲得された知識であること (3) 専門的に高度な現実の問題を対象とすること (4) 能力がエキスパートと同等であること 2通りの目的 専門家に代わって非専門家の仕事を支援する(能力を補う) 例:医療分野での診断支援システム 専門家自身の仕事を支援する(生産性や品質を高める) 例:機器やシステムの設計・計画を支援するシステム 問題の型 分析型(診断型) 与えられたデータの分析に基づいて想定される仮説の中から最も可能性の高いものを選択する 例:医学診断,故障診
先日の14時から15時半頃まで「ブログ限界論」ということでトークセッションにメインパネラーの1人として呼ばれたので行ってきたわけですが、なかなか刺激的でいい感じでした。会場で交わされたセッション内容自体はともかく、ここではその中において時間的都合で語ることのできなかった点や「続き」を書き出しておこうと思います。 詳細は以下。 ■ブログはつまらなくなった……? つまらなくなったのではなく、スパムブログが増えて「濃度が薄くなった」、というのが正直な感想。ただ、これはシステムと法律の両輪である程度、将来的に抑制することができるのではないかと。ただ、現在進行形の世界に住んで、今まさにここで生きているユーザーにとっては「今そこにある危機」であることも事実。「割れ窓理論」と同じで、スパムブログが目に付きやすくなると、ただそれだけで、ネットにあまり触れない人から見たブログ全体の評価は低下していくわけです
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