99.3%。 新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡が確認された1093人のうち、「情報不足などで因果関係が評価できない」と厚生労働省の専門家部会が判断した人の割合です(8月22日時点)。 こうした中、なぜ息子はワクチン接種の直後に亡くなったのか知りたいと訴える遺族がいます。 なぜ因果関係を評価するための情報が足りないのか?国の調査はどのように行われているのでしょうか。 (広島放送局記者 諸田絢香、社会部記者 杉田沙智代) 広島県の岡本裕之さん(30)です。 ワクチンの2回目の接種を受けた3日後、自宅で亡くなっているのが見つかりました。 自動車関係の会社に勤め、顧客と接することにやりがいを感じていたという裕之さん。サッカーが大好きで健康そのものだったといいます。 父親の裕二さんは最愛の息子の死をまだ受け入れられないといいます。