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アマゾンはKindleの日本開店を延期(EB2 Magazine, No. 2-15)したようだが、難航する交渉の背景には、出版社の抜きがたい警戒心がある。デジタル時代をひた走り、すでに比率が20%を超えたと思われる米国でも、最大の書店アマゾンに対する警戒、あるいは憎しみは高まっている。アマゾンは出版社にとって何なのか。これまで大手関係者の声ばかりが伝えられてきたが、そればかりを聞いていては認識を誤るだろう。 今年も欧米出版界の最大のキーワードは「アマゾン」だった。アマゾンはKindleをばら撒いて価格破壊を進め、図書館に貸し出し、街の書店を“ショールーム”に使って顧客を奪い、有名作家と独占契約して出版事業を立ち上げた。著作権者と消費者以外のエコシステムを無視するかのような行動は、プレデター(捕食者)のように言われることが少なくない。しかし、アマゾンは同時にデジタル出版市場を創造し、自主出
この古本用語集は、相場を知るために必要な事項を調べてみました。中でも非常に専門的な知識を要求される古書・古典籍についても相場があり、データベース収録しているためにどのような点を注意したらよいかについてもかなりの時間を費やしました。それでも用語の全部を網羅したとまではいえません。あくまで自分用のメモ的な存在で、地方等で古書の調査等をするときに手元にこういう資料があったらいいなという感覚で作りました。未掲載の用語についても順次追加していく予定です。 その他参照すべきものは多々あるとおもいますが、現実に参照しえたものは下記の通りです。 日本古典籍書誌学辞典 1999年 岩波書店 久 源太郎 古本用語事典 1989年 有精堂出版 別冊太陽102号 古書遊覧 1998年 平凡社 紀田順一郎監修 新版 本の情報事典 1992年 出版ニュース社 庄司浅水著作集 出版ニュース社 河原
今年も青空文庫の誕生日である7月7日がやってきました。 今日までその活動を27年間地道に続けて来られたのは、実作業で支えてくださった多くのボランティアのみなさんと、収録された作品をさまざまに楽しみ、その可能性を広げてきてくださったユーザのみなさんのおかげです。 あらためて御礼申し上げます。ありがとうございます。 さて、2023年1月1日から継続して進めて参りました「式年遷宮」ですが、ようやく新規データベースサーバの引っ越しの目処がつきました。 元旦でお知らせしていた本日7月7日からの本運用には間に合いませんでしたが、この8月から実データを構築中の新データベースに移し、そして運用を試験して大きな問題がなければ、この秋には引っ越しを完遂したいと考えています。 (もちろん試用しながら都度バグフィックスを行う必要が生じますので、夏のあいだにタイミングを慎重に見極めなければなりません) ともあれ、お
[著者抄録] 本稿では2009年より始まった国際的な研究者識別子付与活動であるORCID(Open Researcher and Contributor ID)について解説する。ORCIDは世界中の研究者に一意の識別子を与えることで,さまざまな学術コミュニケーションを円滑にすることを目的としている。このために学術コミュニケーションに関与する出版社,大学,研究助成機関等が集まって非営利法人ORCID Inc.を設立して,活動の母体としている。現在300近い組織が参加している。ORCIDのIDは個別の研究者にとっては自己の研究業績の集約や他の研究者の業績の発見に役立つ。大学にとっては組織の業績をまとめるのに貢献する。出版社には著者や査読者の同定に貢献する。研究助成機関にとっては,応募者の同定に役立つ。ORCIDのサービスは2012年の初頭に最初の機能限定版が公開され,2012年中にはより多く
新年あけましておめでとうございます。 昨年は東日本大震災、その他いくつかの深刻なことが起こった大変な年でありました。今年は将来に希望を見出し、困難から力強く立ちあがるべくお互いに努力する年であると存じます。 この大震災に関しましては、被災地の汚損された資料の洗浄・復元のための技術指導に当館の職員を6度派遣し、また米国議会図書館から助けに来てくださった資料復元の専門家に仙台に行っていただき、被災地の資料復元に従事している人達に直接技術指導をしていただくなどをいたしました。 また、調査及び立法考査局では特別調査班を作り、震災に関する国会議員の皆様からの質問、調査要求に的確に答えるとともに、震災関連の報告書を数篇刊行いたしました。今年も復興に役立つ報告書をいろいろと出してゆくつもりであります。 国立の図書館として我々のなすべきことの一つの大きな課題は、この災害に関する各種の記録を収集しデータベー
googleさんやマイクロソフトさんは「次の10年で熱い職業は統計学」と言っているようです。またIBMは分析ができる人材を4,000人増やすと言っています(同記事)。しかし分析をするときの基礎的な学問は統計学ですが、いざ統計学を勉強しようとしてもどこから取りかかればいいか分からなかくて困るという話をよく聞きます。それに機械学習系の本は最近増えてきましたが、統計学自体が基礎から学べる本はまだあまり見かけないです。 そこで今回は、統計学を初めて勉強するときに知っておいた方が良い10ポイントを紹介したいと思います。 1. 同じ手法なのに違う呼び名が付いている 別の人が違う分野で提案した手法が、実は全く同じだったということがあります。良く聞くのは、数量化理論や分散分析についてです。 数量化理論 数量化I類 = ダミー変数による線形回帰 数量化II類 = ダミー変数による判別分析 数量化III類 =
本学のOPACから電子ブック(青空文庫)10,050冊が、ダイレクトに閲覧できるようになりました。どうぞご利用ください。 【アクセス方法】 ・OPACサイト http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/ ・資料区分を電子ブックとし、書名または著者名で検索 (ex. ”夏目漱石”で検索すると104件ヒット) ・書名を選択後、"IDENT:http://www.aozora.gr.jp/..."をクリック ・作品の本文(HTML形式)が閲覧できます。 *)青空文庫:著作権が消滅した文学作品、あるいは著作権は消滅していないものの著作権者が許諾した文学作品を収集・公開している電子図書館サイト http://www.aozora.gr.jp/
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