現在、本郷キャンパスの総合図書館前広場では「アカデミックコモンズ(仮称)」を整備するため、広場の地下に300万冊を収蔵する自動化書庫と学術交流のための空間であるライブラリープラザ(仮称)をもつ総合図書館・新館の建設工事を行っています。一昨年から準備工事を行い、4月からは本格的に地下工事も始まるこの現場で、興味深い発見がありました。 それは、工事敷地での埋蔵文化財調査で出てきた旧図書館(創建1892年(明治25年)、関東大震災で焼失)のレンガ基礎の解体作業中に、そこに埋め込まれていた約10cm×17cmの金属製の箱が見つかったことです。 この旧図書館基礎は、歴史の偶然で、旧図書館自体が関東大震災で焼失後にも撤去されずに生き残り、今回のアカデミックコモンズの掘削によって発見されました。そして、その中に埋め込まれた箱が発見できたことは非常に驚きであり幸運なことと思われます。解体作業中に気づかず解