ソフトウェア開発現場に種々の不満は尽きないけれど、そんな担当者の不平、不満、要望、要求を一つ一つ取り上げて対処し、決して無視しないのがリーダの大切な仕事ではないかと思う。担当者が快適に、しかも気分良く仕事を進められるからこそ、チームとしての力が発揮できるのであり、成果物のQCDにも繋がるのだろう。チーム管理というとメンバに対して「あれをやれ」「これをやれ」と指図することが仕事だと思われがちだけど、同じくらいに大切なのはその仕事がスムーズに進められるようにお膳立てをすることだと思う。 優れたプロジェクトリーダは、メンバとの話の中から種々の問題を確実に捉え、解決に向かって努力することが多い。仕事の進め方、作業方法、工夫など、仕事に直結することから間接的なことまで、チームや開発者の個人レベルで改善出来る問題は少なくないはずだ。「チームとしてここまでは改善出来る、これは理由があって対処できない、こ