先日、ある小学校が学校のそばにある田んぼで育てたお米をカンボジアに送るという心温まる記事を読みました。 「飢餓に苦しむカンボジアの人々に食べてもらおう」という心は温かいのですが、小学校という教育の場でこれをやってしまうのはどうかということも同時に考えてしまいます。 この小学校の教育で一番足りないのはリサーチです。 Googleでちょっと検索するだけで、カンボジアに米を送ることが無意味であることはわかります。 過去の印象に囚われず、現在の実態にあった行動をすること そもそも、カンボジアは国民の8割が農民だと言われている農業国であり、穀物自給率は100%を超えています。ちなみに、日本は28%(飼料用含む。重量ベース)です。(農林水産省HP 食糧自給率の部屋 より) 米(精米)に限定すると、生産量は2014年の段階で日本が770万トン、カンボジアが490万トン。人口は日本1億2000万人に対し、