桜花爛漫 桜を守り、伝えるということ 第4回(全12回) 春が来るたび、私たちの目を楽しませ、心癒やしてくれる桜。地域の子どもたちからプロフェッショナルまで、私たちの“宝”を守り、未来に繫げる桜守の物語とともに、とっておきの桜絶景をご紹介いたします。前回の記事はこちら>> 一度は見たい桜の名所。「伊那谷の桜風景」 伊那谷は長野県南部、中央アルプスと南アルプスに挟まれた風光明媚な盆地。桜の名所として知られる公園や寺社だけでなく、学校や公民館、池や川の堤など、いたるところで、地元の人々によって長年守り育まれてきた多彩な桜風景を目にすることができます。 高遠城址公園(長野県・伊那市) 門外不出の桜の大パノラマ 園内の桜の9割以上を占める、やや濃いピンクの花が特徴の高遠小彼岸桜(たかとおこひがんざくら)は高遠固有の品種。公園に近い五郎山の白山観音付近から眺めると、そのスケールの大きさ、華やかさに目