ループものについて少し。つうかよく纏まっていないメモ。 例えば一本道や(普通のフォーマットの)選択肢による並行世界にするのではなく、わざわざループ構造にすることには当然、何らかの意図があるだろうし――もし意図が無いとしても、もし意図が見えないとしても、そこに(意図とは関係なくとも)何らかの意味は生み出されているでしょう。 ループの特徴として、まず「繰り返し」「やり直し」が挙げられます。ループものは大概、ある時点・地点まで到達したらループの始点に戻るという体裁を取りますから、てゆうかループというのは基本的にはそういうもののことですから、必然、繰り返したりやり直したりできるということになります。 繰り返し・やり直しに接する物語は、主に二つの方向性の意味を持ってして描かれることができるでしょう。「繰り返すことができる・繰り返されてしまう」「やり直しができる・やり直されてしまう」――これの前者・あ