今日は夏が近づくといつも思い出す、本当にあった少し怖い話。 結論も答えも出ないのですが、だからこそ何となく怖い。 水辺に行くといつも思い出してしまうお話です。 この話を聞いたのは十数年前。 友人の消防士の男性からでした。 ある暑い夏、彼は当時付き合っていた彼女とダムに行ったのだそうです。 田子倉ダム、新潟との県境にあり、全国屈指の規模を誇る大型ダム。 田子倉ダム - Wikipedia ソフトクリームを食べながら堤防の上を歩くと、目を惹く姿がありました。 白髪の夫婦とおぼしき2人連れ。 この暑いのに、喪服姿。 葬儀か法事の帰りか?でもここは市街地から離れているし、着替えずに来たのだろうか? 色々疑問には感じたものの、すぐに忘れて景観を楽しんでいました。 帰り道、堤防の真ん中辺りで仲良く佇む夫婦の後ろを通りました。 夫婦は楽しそうに話しています。 「あの辺か?」「ええ、あの辺」 二人は湖面を
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