老後資金が不足しそうだ。公的年金は、将来的に受給額が減りそうだから、国民年金や厚生年金だけでは老後が心配。 少子高齢化が進んでいるためか、このような不安を抱えている人は多いと思います。公的年金は、今の若い人はもらえないと断定的に言う識者もいれば、安全だと主張する識者もいます。 今、20代の人が年金をもらうようになるのは約40年後です。40年先の未来を言い当てられるのなら、10分後に発走する有馬記念の馬券を当てることなど容易なはず。ところが、15分後には、中山競馬場の空に無数の馬券が飛んでいます。この光景を過去に何度見たことか。 40年後の未来を言い当てられる人はほとんどいませんから、40年後に公的年金がもらえるか、破綻しているかを考えるのは、あまり建設的な議論ではありません。40年後の公的年金について議論をしている人は、どうせ40年後には、お亡くなりになっているのですから、予測した未来が間