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ブックマーク / shirousagi.hatenablog.jp (117)

  • 劣化しないためには学び続けるしかない - ウェブ1丁目図書館

    経済に活力がなくなったと言われるようになってから、随分と長い時間が経過しています。GDPは伸びているのに景気が良くなった実感を感じられないとの意見もよく聞きます。 モノやサービスを造ったり売ったりする主体は企業ですから、日経済に活力がなくなったのは、日企業に元気がなくなったからと言えそうです。では、なぜ日企業に元気がなくなってきたのでしょうか。 識者によって様々な理由が提示されていますが、その中で組織の劣化が挙げられることがあります。 特定の価値観を持ったオッサン 組織が劣化する要因の1つに組織を率いているリーダーの劣化があります。 イノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成、キャリア開発を専門とする山口周さんは、著書の「劣化するオッサン社会の処方箋」の中で、以下の特徴を持った人物像をオッサンと定義しています。 古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する 過去の成功体

    劣化しないためには学び続けるしかない - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/08/16
    一人あたりのGDPが、26位日本、27位イタリア、28位韓国。韓国の方がコロナ感染対策がうまくいってますから、韓国と入れ替わるかも知れません。日本語より韓国語のほうが英語の発音に強いそうで、そこも有利かも。
  • 結果から原因を予測するベイズ統計 - ウェブ1丁目図書館

    物事の結果には、何か原因があるもの。 ある出来事が発生すれば、その前には必ず原因があるはずです。 例えば、交通事故が起こったら、なぜ、その時、その場所で交通事故が起こったか、原因を探ろうとします。運転手が居眠りをしていたのではないか、信号無視をしたのではないか、スピードを出しすぎていたのではないか。このように考えるのは、交通事故の原因が運転手の過失にあることを前提としています。一方、信号が設置されていなかった、ガードレールがなかった、車道と歩道の区別がなかったなどを事故の原因として挙げる場合は、道路の整備状況に事故の原因があるのではないかと疑っています。 どちらの場合も、事故の原因を推理する人の主観であり、これだと、真の事故の原因にたどり着くのが難しそうです。 主観だけに頼らず、真の事故の原因を見つけるにはどうすれば良いでしょうか。その助けとなるのが、原因の確率を結果から予測するベイズ統計

    結果から原因を予測するベイズ統計 - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/08/10
    新型コロナのPCR検査にベイズ統計が出てきました。PCR検査の特異度が99%、感度が70%、事前確率の低いと的中率は低くなるというものです。無闇なPCR検査は混乱を招くと言う話だったのですが、また検査を増やす話に。
  • 固定相場制の方が海外旅行が便利になるんだけど - ウェブ1丁目図書館

    現代の通貨制度には、固定相場制と変動相場制があります。 先進国では変動相場制が採用されていますが、途上国のように固定相場制が採用されている国もあります。 固定相場制は、通貨と通貨が交換されても、為替レートが変動しない通貨制度です。1ドル=360円と決めてしまえば、円が売られても、ドルが売られても、1ドル=360円のままです。 一方、変動相場制では、円が売られれば円の価値が下がるので、ドルの価値が相対的に上がります。反対にドルが売られた場合には、円の価値が相対的に上がります。毎日のように1ドルが110円になったり、109円になったり落ち着かないのは変動相場制を採用しているからなんですね。 でも、なぜ、固定相場制ではいけないのでしょうか。変動相場制だと、海外旅行に行くときに為替相場の影響を受けて、旅費が高くなったり安くなったりして不便です。 国際金融のトリレンマ 現代の先進国が変動相場制を採用

    sirocco
    sirocco 2020/08/04
    EUのユーロは絵に描いたようには行かないですね。それそれの国の事情が反映されてしまう。
  • コマーシャリズムが蔓延する社会は感染症に弱くなる - ウェブ1丁目図書館

    人は、世界的に見てとても清潔な民族だと言われています。 帰宅した時、トイレの後、事の前などは、手洗いをすることが習慣となっている人が多いことでしょう。中には、手洗いのたびに石鹸やハンドソープを使っている人もいますね。 身体を清潔にする目的は、感染症などの病気にかからないようにすることにあります。不衛生にしていると、細菌やウイルスに感染し、場合によっては死にいたることもあります。だから、身体を清潔に保つ必要があるのですが、日人の潔癖は度が過ぎており、逆に感染症に弱くなっています。 肌の老化の原因は洗いすぎ 女性は、男性よりも特に身体を清潔にすることにこだわりを持っています。 しかし、その清潔へのこだわりのせいで、女性の肌は、男性の肌よりも老化するのが早くなっています。体をしっかりと洗剤で洗い、入浴後は、基礎化粧品で保湿をする女性は多いと思いますが、その行為が、そもそもお肌の劣化の原因

    コマーシャリズムが蔓延する社会は感染症に弱くなる - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/07/22
    ある程度雑菌と戦うような状態でいたほうが免疫が鍛えられる。そう思って今までろくに手も洗わなかったのですが、それほど間違っていなかったようです。今は心を入れ替えて外出から帰ったら手洗いしてます。
  • 日本の資本主義の背景にある宗教観 - ウェブ1丁目図書館

    主義は、経済を加速的に発展させてきました。 特に株式会社制度は、個人から少額の資金を集め大きな資とすることで大規模な事業を行え、個人が信用力だけで銀行からお金を借りて事業を始めるよりも、成功へのスピードも成功した時の見返りも圧倒的に大きなものとなります。 このような株式会社を代表とする資主義の仕組みは、西洋で発達し、世界に広がっていきました。しかし、西洋で生まれた資主義が、日ではそのまま定着したわけではありません。 資主義に影響を与える宗教観 株式会社が大規模化できるのは、零細資を集積して大きな資とし、事業を展開できるからです。 この零細資を集積するというのが、株式会社制度の特徴であり、アメリカでは、情報をできるだけ公開することで支援を受けようという考え方が根付いています。一方、日では、情報を広く公開するという経験が乏しく、身近な人と情報を共有してきた文化があります。

    日本の資本主義の背景にある宗教観 - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/07/06
    株式会社は株主に最大の配当をするのが使命です。その点、日本の会社は年功序列だったり、男女格差だったり、儒教的影響が強いと感じていました。
  • どこからともなくやって来るネガティブ感情をどうコントロールすべきか - ウェブ1丁目図書館

    最近、イライラしている人が増えているような気がします。 政治に何かと不満を漏らす人、有名人の不祥事に怒りをあらわにする人。 そんなイライラしている人をよく見かけるようになっています。でも、よく考えてみると、自分の周囲でイライラしている人は、そんなに多くありません。でも、世の中には、イライラがあふれかえっているように思えます。 いったい、このイライラはどこからやって来るのでしょうか。 心にさざ波が立っている状態 ところで、イライラとはどんな感情なのでしょうか。 何か、こう心の中にモヤモヤとしたものがあり、それが不愉快に感じるけども、怒りが爆発するほどではない感情といったところでしょうか。 教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする齋藤孝さんの著書「イライラしない」では、イライラを「心にさざ波が立っている」状態と述べられています。不安や焦りで、怒りにまでは至っていないけども、心が微妙に

    どこからともなくやって来るネガティブ感情をどうコントロールすべきか - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/06/21
    なぜか、どうすればよいのか、と書き出すとすっきりすると「ゼロ秒思考」では言っていました。問題が明確になれば対策がとれるもの、そもそも問題にする意味がなかったものなどがはっきりすると。分析重要。
  • フランス革命後の王は高齢者ばかり - ウェブ1丁目図書館

    1589年のアンリ三世の死によりヴァロワ朝は断絶。代わって即位したアンリ四世がブルボン朝を創設し、その治世は近代まで続きます。 フランス革命でルイ十六世が処刑されると、以後、ナポレオン・ボナパルトがフランスの皇帝となりブルボン朝の時代は終わったかに見えましたが、ナポレオンの失脚後、再びブルボン朝の時代が訪れます。 幼くして亡くなったルイ十七世 作家の佐藤賢一さんの著書「ブルボン朝 フランス王朝史3」は、アンリ四世からルイ・フィリップまで続くブルボン朝の歴史が解説されています。この1冊を読めば、ブルボン朝の大まかな歴史をそれなりに理解できることでしょう。 ブルボン朝は、ルイ十四世やルイ十六世などフランス革命までの王の名はよく知られていますが、その後の王について語られることが少ないです。そのためか、ブルボン朝はルイ十六世が処刑されて終わったと思われがちです。 しかし、ルイ十六世には、弟や子がい

    sirocco
    sirocco 2020/04/26
    凄まじい権力の浮き沈み。民衆のパワーも荒れ狂っている感じがします。
  • ビタミンCがウイルス感染症に効果的なのは明らか - ウェブ1丁目図書館

    ある農夫がフィジー島で休暇中にブタ・インフルエンザに感染しました。 大病院でタミフルや抗生物質が投与されるも、容体は悪化の一方。 生死の境をさまよう彼を救ったのは、義兄でした。ビタミンCがウイルス感染症に効果があることを知っていた義兄は、アメリカトーマス・レビー博士にメールを送り、ニュージーランドのジョン・アップルトン医師を紹介してもらいます。 アップルトン医師は、農夫が治療を受けている病院にビタミンCを大量に静脈注射で投与するようにすすめますが、病院側はこれを拒否。やがて、農夫は肺がほとんど機能しなくなり、生命維持装置を外すことを病院から提案されました。 ビタミンCのメガドース療法で生還 この話は、薬学博士の生田哲さんの著書「ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く」の中で紹介されていたものです。 さて、農夫はその後どうなったのでしょうか。 答えを先に言うと、無事に退院できました。

    ビタミンCがウイルス感染症に効果的なのは明らか - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/04/19
    新型コロナウイルス重篤肺炎患者がビタミンC点滴で退院したそうです。 https://www.facebook.com/tetsuo.muneta/posts/2935847149825115
  • 世界史の深さがコーヒーを苦くする - ウェブ1丁目図書館

    仕事終わりや休憩時間の1杯のコーヒー。 なんとも美味しいじゃないですか。香りをかげば気持ちもリフレッシュし、事務作業などで頭や目を使った後は不思議と疲れが消えていくように感じます。 最近では、安価にいただけるようになったので、毎日の生活の中で誰もがちょっとした楽しみとしてコーヒーを嗜むことができます。日々の幸せとは、このようなちょっとした幸福感の積み重ねで成り立っているのでしょうね。 それにしても、あんな真っ黒な物をいったい誰が飲み始めたのでしょうか。 眠ってはいけない コーヒーの起源がいつかは、明確ではないものの17世紀のイタリアでは飲まれていたようです。 東京大学名誉教授の臼井隆一郎さんの著書「コーヒーが廻り世界史が廻る」によると、カルディが、ある時、山羊を新しい牧草地に連れていくと、山羊が興奮して、夜になっても寝つこうとしなかったことが、人類とコーヒーとの出会いであるとの伝承が残って

    世界史の深さがコーヒーを苦くする - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/03/08
    どうしてあんな真っ黒いものを飲むようになったのでしょう。それもわざと焙煎して。ある日、焚火の近くに置いたコーヒー豆が焦げていいにおいがする。それで飲んでみたんでしょうか。人は変なものを飲むもんです
  • 大久保利通が征韓論に反対したのは政敵つぶしが目的 - ウェブ1丁目図書館

    明治6年(1873年)。 征韓論争に敗れた西郷隆盛、江藤新平、副島種臣らが、官を辞して新政府を去りました。 征韓論は、武力をもって朝鮮を開国させようとするものであり、現在では考えられない外交手段です。しかし、明治初年の日では、大多数の人々が征韓論に賛成の立場であり、議会で征韓論を反対した大久保利通や木戸孝允も、基的には武力によって朝鮮を開国させるべきだと考えていました。 それなのに大久保利通は、征韓を主張する西郷隆盛と対立しました。 神功皇后の三韓征伐を信じていた 朝鮮を武力をもって開国させることを正しい行いだと、当時の日人が信じていた背景には、神宮皇后の三韓征伐によって新羅が日に服属したという神話があります。 現在では、三韓征伐は事実ではないと考えられていますが、三韓征伐を事実だと信じていた明治の政治家は、朝鮮は無礼だとし、武力を背景に開国させるべきだと考えます。 一体、何が無礼

    大久保利通が征韓論に反対したのは政敵つぶしが目的 - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/02/16
    朝鮮で農民の乱が起こると日本は勝手に出兵して居座る。撤退には応じず、清との主導権争いから日清戦争になり勝利。朝鮮首脳がロシアに活路を求めて親しくなると日露戦争で勝利。そんな事が通る時代でした。
  • ベーシックインカムの導入は勤労義務の呪縛から国民を解放する - ウェブ1丁目図書館

    労働は美徳か。 額に汗して働く姿は美しいし、目標に向かって一心不乱に努力している人を見ていると応援したくなります。一方で、目標を持たず、働らきもしない人は怠惰なので、困窮しても自業自得だから仕方ないと考えがちです。 ところで、なぜ、労働は美徳と考える人が多いのでしょうか。そして、何もしないことをなぜ悪だと考えてしまうのでしょうか。 国民に勤労義務を課すのは日北朝鮮くらいのもの 日国憲法では、国民の三大義務として、納税、勤労、教育が謳われています。ほとんどの人は、当たり前すぎて、三大義務に疑問を持たないでしょう。高額所得者だと、納税額が多すぎるので、納税義務に対して不満を持っているかもしれませんが。 経済学者の井上智洋さんの著書「AI時代の新・ベーシックインカム論」では、三大義務のうちの勤労義務について興味深いことが述べられています。 我々が当たり前と思っている勤労義務。なんと、憲法で

    ベーシックインカムの導入は勤労義務の呪縛から国民を解放する - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/01/27
    憲法は勤労を国民の義務と定めている。親の巨額な資産の配当で食べている人は憲法違反ですね。BIにする。年金も全員定額支給する。そうすれば、複雑な年金の管理などをなくして、簡単にできないですかね。
  • 上から目線で許すと傷つけあわない - ウェブ1丁目図書館

    大したことないことを指摘して口論になったり、相手を傷つけたりした経験は多くの人が持っていると思います。また、相手のちょっとした一言で傷ついた経験を持っている人も多いことでしょう。 人は、なぜ傷つけあうことを言ってしまうのでしょうか。 自分と関係のない人の言動は些細なことと流すことができても、自分と関わる人の言葉は聞き捨てならないと思うことがありますし、言わなくても良いことを言ってしまうこともあります。 「はずだ」が強いとネガティブになる 価値観は人それぞれ違うもの。 これが、人を傷つけたり、自分が傷つけられたりする原因でしょう。 性格リフォーム心理カウンセラーの心屋仁之助さんは、著書の「傷つけあわない関係をつくるシンプルな習慣」で、心の中にネガティブな「はずだ」がこびりついて離れないことが悪い方向に物事を考えてしまう原因だといった旨を述べています。 「自分のことを嫌っているはずだ」とか「自

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    sirocco
    sirocco 2020/01/12
    分析的に考えます。自分が嫌なのはなぜか。相手がこう言うのはなぜか。あと納得できる根拠が出てくるまで聞きたい。考え方の違う人のベースが何なのかが分かればネガティブな感情は減りそうです。
  • 心配事は発生確率をざっくり計算してみれば気にならなくなる - ウェブ1丁目図書館

    世の中は危険で溢れている。 その通りなのですが、危険な出来事はいったいどのくらいの確率で発生するのかまで考える人は少ないように思います。 昔、焦げた品をべるとガンになると噂になったことがありますが、実際にガンになるためには、数トンもの焦げた品をべなければならないそうですから、普段の生活でガンを恐れて焦げた品をべないという選択をする必要はなさそうです。 ところで、我々は、なぜ様々なことに心配するのでしょうか? 心配しなければ、もっと精神的に楽に生きられるのに不思議と心配になるような情報を現代人はすすんで集めているように思います。 心配はリスクから生まれる 我々が心配になるのは、どんな時でしょうか。 「遅刻すると上司から怒られる」と心配して、朝寝坊を予防するために目覚まし時計をセットして寝る人もいるでしょう。でも、当に遅刻して上司に怒られている時は、もう何も心配はしていないはず

    心配事は発生確率をざっくり計算してみれば気にならなくなる - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2020/01/05
    悪いことはニュースになるが、良いことはニュースになりにくい。「FACTFULNESS」でもそう言っているそうです。いつ誰かにホームに突き落とされて電車にひかれて死ぬかもしれないのですが、私は楽観的に生きてます
  • 近代化のための民族の精神的統一 - ウェブ1丁目図書館

    社会の大きな転換点は明治維新です。 江戸時代以前と明治以降では、同じ国なのかと疑うほど、大きな違いがあります。一言で言えば急速な近代化が日社会を変質させたとなりますが、物質的な近代化だけが日社会を変えたわけではありません。 日の近代化は、国民の精神面に政府が介入したことでも促進されたことをほとんどの現代日人は忘れています。家父長制や軍国主義ではなく、もっと根的なところで、日国民は明治政府から精神面の近代化を迫られたのです。 国際社会の一員となるための転換 江戸時代が終わり明治時代に入った日は、政府主導で近代化が図られました。 そして、明治に入った数年間で、日人は精神面でも大きく転換します。 日思想史を専門とする安丸良夫さんは、「神仏分離と廃仏毀釈を通じて、日人の精神史に根的といってよいほどの大転換が生まれた」と著書の「神々の明治維新」で述べています。 国際社会の一

    sirocco
    sirocco 2019/12/29
    日本は仏教と神道といいますが、神道の価値観、思想はどんなものなのでしょう。韓国は儒教が仏教を淘汰しました。日本の思想のベースは儒教のような気がしますが、表に出てこないのが不思議です。
  • 廃仏毀釈は神仏分離令で突如起こったのではなかろう - ウェブ1丁目図書館

    夕暮れ時にゴーンと鳴るお寺の鐘。この響きに秋の情緒を感じる人もいることでしょう。 都会では、お寺の数が少ない所もあるでしょうが、今でも、国内の寺院の数はコンビニよりも多いです。年末になれば除夜の鐘を撞きに行く人もいますし、テレビでも中継されており、日人にとってお寺は今でも馴染みのある宗教施設です。 でも、仏教寺院は、ある時、急激に減り、消滅の危機を迎えたことがあります。それは、明治維新の神仏分離令が出された時です。 仏は神より上 現代日では、神社とお寺は別の宗教施設として扱われています。 神社には神様が祀られ、お寺には仏様が祀られているのが当たり前となっていますが、江戸時代以前は、神道も仏教もごちゃまぜの状態で、神社の中にお寺があったり、お寺の中に神社があったりするのは当たり前でした。 しかし、この神仏習合の状況は、明治政府によって壊されます。 ジャーナリストで僧侶でもある鵜飼秀徳さん

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    sirocco
    sirocco 2019/12/22
    破壊しようと思うことは、片方を強く信仰していて、イスラムが偶像を破壊するように教えに反したり、邪魔になるときなのでしょう。今考えると廃仏の理由がなんかピンときません。
  • リテラシーは感情を制御できるか - ウェブ1丁目図書館

    最近、リテラシーという言葉をネット上で目にする機会が多くなりました。科学リテラシー、金融リテラシーなど。 リテラシーとは何ぞや。一般的に解釈されているのは、ある分野の正しい知識を持っており、その知識を場面に応じて活用したり応用したりできる能力といったところでしょう。教養に近い意味合いを持っていそうですが、リテラシーと言った方が、もっと実践的で具体的な感じがします。 また、特定分野のリテラシーが高いと、その分野で論理的かつ合理的な判断や行動をできるようになりそうです。単に情報を詰め込むだけの勉強では、知識を有効活用できないので、リテラシー教育が重要だと聞くことも多くなっています。 利用可能な情報には限界がある リテラシー教育は確かに重要だと思います。 しかし、人間が入手できる情報には限界があるので、何かを解決しなければならない場面に遭遇した時、現時点の知識をもとに問題の解決を試みなければなり

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    sirocco
    sirocco 2019/12/08
    沖縄戦で日の丸を前に肉親を殺された人は日の丸が嫌いになり、日常的に毎日旭日旗に触れている人は旭日旗に親近感が湧きます。これを日の丸だから敬意を表せ、旭日旗に問題はないとロジックで指示されても。
  • 筋肉だけではない!タンパク質には様々な役割がある。 - ウェブ1丁目図書館

    我々人間の皮膚、筋肉、内臓はタンパク質を材料としてできています。 タンパク質と一言で言っても、その種類は非常に多く、ヒトの遺伝子が作り出すタンパク質は約2万種類であるとされています。1990年代以降のゲノム解析の急速な発展は、タンパク質の種類の数を知るだけでなく、どのような働きをしているのか、病気への対処をどのようにすれば良いのかを教えてくれるようになってきており、今後は個々人の遺伝子に合わせた治療法も確立していくかもしれません。 もはや、タンパク質が我々の健康維持にとって重要な栄養素であり、身体の構成成分であることは疑いようがなく、日人は米をべなければ健康に生きていけないという言説が迷信であることもわかっています。 ヒトタンパク質の特徴 タンパク質の網羅的解析により、ヒトタンパク質の特徴が解明されています。 農学博士の平野久さんの著書「タンパク質とからだ」では、様々な科学的手法により

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    sirocco
    sirocco 2019/11/24
    以前、放送大学千葉学習センターにタンパク質のゼミがありました。そのときは、タンパク質を学んで研究してもと思ったのですが、俄然興味が湧きました。しかし、今はないのかも。
  • ヤケドには皮膚移植?いやいや湿潤療法です。 - ウェブ1丁目図書館

    沸騰したやかんのお湯を手にこぼしてヤケドした。 こんな時は、まず、水で患部を冷やすのが先決です。皮膚の表面が赤くなる程度のヤケドであれば、そのままにしておいても数日で治りますが、広範囲に水泡ができるようなヤケドの場合は、病院で治療してもらう必要があります。場合によっては、救急車を呼ばなければなりません。 もしも、重度のヤケドだった場合、医師から、このままだと細菌に感染して敗血症を起こし、死にいたるかもしれないから皮膚移植をしなければならないと説明されるかもしれません。 このような事態に遭遇した時、あなたなら医師のすすめに応じて皮膚移植を決断しますか? ヤケドに皮膚移植は不要 ヤケドをし、医師から様々な説明を受けて皮膚移植をすすめられた場合、その医師の言葉は全て嘘だと思いましょう。 形成外科医の夏井睦さんは、著書の「患者よ、医者から逃げろ」で、皮膚移植をすすめる医者の説明は「全てインチキ、嘘

    sirocco
    sirocco 2019/11/10
    夏井先生は糖質制限の論客でもありますね。「炭水化物が人類を滅ぼす」と言うショッキングなタイトルの本もあります。
  • 薩長同盟は軍事同盟ではない - ウェブ1丁目図書館

    慶応2年(1866年)1月は、日が明治維新へ進む重大な出来事があった月です。 その重大な出来事とは、薩長同盟が成立したことです。 元治元年(1864年)の禁門の変以後、薩摩藩と長州藩は犬猿の仲となり、特に長州藩は薩摩藩をひどく憎んでいました。当時、薩摩藩も長州藩も大きな力を持つ藩でした。坂龍馬と中岡慎太郎は両藩が手を結べば倒幕が可能となると考え、苦心の末、薩長同盟の締結を成功させました。 忘れられた月形洗蔵 薩長同盟という歴史的な提携関係は、坂龍馬と中岡慎太郎の両者が考え、その実現のために行動したとされています。犬猿の仲の薩長を結びつける奇想天外な行動は、坂龍馬と中岡慎太郎の柔軟な発想がなければ不可能だっただろうと多くの人が述べています。 しかし、薩長同盟の提唱者は、坂龍馬と中岡慎太郎だけではありませんでした。むしろ、最初に両藩を結びつけることを考えたのは、坂と中岡ではなく、彼

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    sirocco
    sirocco 2019/11/03
    不思議に思うのは藩主は何を考えていたのかということです。坂本龍馬や西郷隆盛など藩の兵士を動かします。藩主から許可は貰っていたんでしょうか。藩主は領地を失いますが、それを承知で倒幕へ動いた?
  • 歴史上の人物の考え方を作家の視点から見る - ウェブ1丁目図書館

    歴史上の人物の性格は、ある程度わかっていることもあればわかっていないこともあります。 例えば、織田信長は短気、豊臣秀吉は人たらし、徳川家康は気長といった性格であったと、多くの人が言っています。一方で、古い時代の人物だと記録が少ないこともあり、その性格がわからないこともあります。また、歴史上の人物の性格は、後世の人が決めた部分もありますから、実際の性格が後世の人のイメージ通りだったかどうかはわかりません。 時代背景やその人物の業績から、推測したところもあるでしょう。 戦国時代の人物 作家の池波正太郎さんは、戦国時代、江戸時代、幕末維新の人物について語っています。その語り下ろしを収録した書籍が「男の系譜」です。 戦国時代、戦乱の世を終わりに導いたのは織田信長でした。信長は、先ほども述べたように短気でしたから、気に入らない人を容赦なく処刑していきました。これだけで、信長を残虐非道な人物と思ってし

    歴史上の人物の考え方を作家の視点から見る - ウェブ1丁目図書館
    sirocco
    sirocco 2019/10/28
    どんな資料で書いたんでしょうね。イエズス会の宣教師であるルイス・フロイスは織田信長や豊臣秀吉に実際会って、その報告を書いています。きっと、これも含まれているような気がします。