グーグルというエクセレントカンパニーの何が本質的原動力なのか。 様々な見解があるだろうが、ここでは「数学」からあぶり出しをしてみたい。 創業者の一人、セルゲイ・ブリンはスタンフォード大出であるが数学の才幹は傑出したものがあった。 検索原理のページランクを編み出すときにその能力は遺憾なく発揮された。 重要なページを特定することを可能にしたのは、5億の変数を用いたプリンの数学的計算だった。 エリック・ヴィーチという人物がいる。彼は何者だろうか? 「人類史上最大の成功を収めた広告システムを開発したグーグルのエンジニアだ」 しかも、注目すべきことに、この御仁の経歴は広告とは無縁だった。 彼は、その才能でグーグルを黒字転換させた。スティーヴン・レヴィによるとこうだ。 ヴィーチはカマンガーと話すうちに、グーグルの悲惨な財務状況は、自分の数学の知識を使って広告の概念そのものを変えるチャンスであることに気
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