不定期連載「Jリーグと30年を走り続けて」第2回 1993年5月15日に開幕したJリーグは2023年に30周年を迎えた。W杯が「夢の舞台」から「出場して当たり前の大会」に変わったように、この間に日本サッカーは目覚ましい進歩を遂げた。果たして、Jリーグが30年で与えてくれたものとは何だったんだろうか? この連載では様々な立場の当事者の声を聞き、あらためて30年の蓄積について考えてみたい。 第2回に登場するのは鹿島アントラーズで14冠を達成したクラブのレジェンドで、11月19日には引退試合も控える本山雅志。後編では「先天性水腎症」という難病を抱えながら、43歳まで現役を続けられた理由を尋ねた。 前編へ→ 11/19(日)に開催する本山 雅志アカデミースカウトの引退試合の名称が「モトフェス」に決定し、同試合の特設サイトを開設しました!#antlers #モトフェス 随時、最新情報は特設サイトで発
9月10日(日)に県立カシマサッカースタジアムで開催された2023JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦 名古屋グランパス戦において、観戦客の違反行為が認められ、当該者1名を処分することが決定しましたので、お知らせいたします。 概要試合終了後、メインスタンド内にて運営スタッフに対して威嚇および暴行行為、会場運営の妨げになる行為を行った。本行為は鹿島アントラーズにおける観戦ルール違反にあたり、該当者として1名を特定後、本人へ事情聴取を行い、違反行為を認めたため処分を下した。 処分内容鹿島アントラーズが出場するホームゲームおよびアウェイゲームへの無期限入場禁止 今回の違反行為を受け、クラブとして、セキュリティ体制強化や観戦ルールの周知を徹底してまいります。サポーターの皆様におかれましては、観戦における禁止行為について今一度ご確認いただき、ルールを順守してご観戦いただきますよう、ご理解とご協
日本サッカー界に燦然と輝く黄金世代。その代表格のひとり、本山雅志が今年3月上旬から始まったマレーシア2部リーグのクラブに移籍した。新天地でも「10番」を背負い、先日は2つ目のアシストも記録。そんな本山が挑戦した、マレーシアのサッカーの現状とはいかなるものなのか。 本山が所属するクランタン・ユナイテッドFCのパートナーを務める飲料大手のマレーシアヤクルトの濱田浩志社長に現地の状況と、本山移籍の経緯を聞いた。 濱田氏は、総合商社を経て、30代半ばでヤクルト本社に転職し、2007年のインドネシア勤務を経て2008年からマレーシアへ渡った。マレーシアでの食習慣にヤクルト根付かせることを目指し、駐在期間も14年目に突入した。 2016年に濱田氏が現職に就いて以降、マレーシアヤクルトは2017年にクランタンFCとスポンサー契約を結び、また2018年からはマレーシア代表チームのスポンサーになり、サッカー
川﨑濃(Jリーグ・ブランドマネジメントリーダー)&橋場貴宏(Jリーグ・ブランドマネジメントクリエイティブオフィサー)インタビュー前編 9月15日、Jリーグはオフィシャルネーム&ナンバーの導入を発表。これまで選手の背負う番号と名前の色とフォントは各クラブが独自に用意してきたが、2021シーズンからリーグ全体で統一される運びとなった。 独自性あふれるデザインから突如、別れを告げることになったファン・サポーターの間では様々な議論が巻き起こっているが、なぜJリーグは導入に踏み切ったのか。担当者であるブランドマネジメントリーダーの川﨑濃氏、ブランドマネジメントクリエイティブオフィサーの橋場貴宏氏を直撃した。 一番の理由は「視認性」 ――2021シーズンからJリーグは、Jリーグ公式戦(J1~3、J1参入プレーオフ、リーグカップ、スーパーカップ)でオフィシャルネーム&ナンバーを導入します。この決定にはフ
ギラヴァンツのサッカーが面白い。 組織されたチームは一つの生き物の様であり、選手たちは躍動し、攻守に渡って積極的なプレーを見せている。試合内容が良いだけでなく、成績も付いて来ている。今の時点で、J2リーグのベストチームの一つであろう。 基本的なスタメンは以下の通り。 チーム戦術の都合上、消耗の激しい2トップの池元、鈴木はディサロと町野のペアに変わる事はあるが、中盤から後ろのメンバーはほぼ固定されている。 所属している選手は30歳以上が5人と少なく、スタメンでも25歳以下の選手が6人という非常に若いチームだ。その中にはJ1から期限付き移籍で獲得した選手も多く、資金面でのアドバンテージが無い事が伺える。 このチームを率いるのは小林伸二。長きに渡りJリーグのクラブで指揮を取り、大分、山形、徳島、清水といった資金面で恵まれていない地方クラブをJ1に昇格させたことから、昇格請負人と称される名将だ。そ
鹿島のキム・ヨンハ通訳(27)が、兵役のため3年間の職務を終えて韓国に帰国した。サッカー留学で来日し、猛勉強で手にした日本語。プロの夢を諦められず、1度は断った通訳の仕事。葛藤と奮闘、兵役後のキャリアプラン…。鹿島に尽くした27歳に迫った。 * * * 韓国の高校を卒業後、サッカー留学で山梨学院大に入学した。話を持ちかけられた1週間後にはもう来日していた。サッカーをするためだけに、海を渡った。 下準備も何もない状態。語学の壁は高かった。それでも「サッカーは人を動かさないと楽しくプレーできない」と厳しい練習との両立で日本語の習得に励んだ。 ◆授業、復習、居残り見学 「朝6時起きで1時間走ってから大学で朝食を食べ、自転車で(日本語の)塾に行って。9時から12時40分までが授業。大学に戻って、練習して、そこから復習の時間。最初の2年間はその繰り返しでした」 当時のサッカー部は能力別にA~Dま
サッカーJ1・鹿島アントラーズの育成チームに在籍していた外国人の兄弟が、人種を巡ってチームメートからいじめを受けるなどしたとして、運営会社「鹿島アントラーズ・エフ・シー」(茨城)などに計300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。10日に開かれた第1回口頭弁論で同社側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。 訴状によると、弟は小学生だった2017年4月に「鹿島アントラーズつくば校」のジュニアチームに入団。チームメートから「金髪」「国に帰れ」などと言われるいじめを受けたが、監督はほとんど対策を講じなかったという。 ジュニアユースチームに在籍した中学生の兄も、監督が理由を明かさずに公式戦に出場させないなど、差別的扱いをされたと主張。原告側は「深く傷つき、言い表せない屈辱感を味わった」と訴えている。 同社側は取材に「指導内容に問題はなかったと考えている」と回答している。
2人の鈴木は部屋の最後方で肩を寄せ合うように着座し、これから始まる歴史的な記者会見に備えていた。子会社主導で、親会社を変える―。そんな嘘みたいで、考えられないことを3年をかけて実現させた。100人以上の記者でごった返す喧噪の中で、鹿島アントラーズで事業部門の責任者を務める鈴木秀樹は「ようやくだな」と安堵と覚悟がこもった言葉を向けてきた。チーム強化責任者を任せられる常務取締役の鈴木満は「これから変わると思うよ」と上気した表情に笑顔を交えて言った。 7月30日、Jリーグ理事会で鹿島アントラーズの経営権が日本製鉄(旧・新日鉄住金)からメルカリに譲渡されることが承認された。理事会終了から2時間後に、鹿島は会見を設定。Jリーグが拠点を置くJFAハウス(文京区)で行う会見としては「最多クラス」(Jリーグ)の記者がつめかけた。鹿島の庄野洋社長、メルカリ社の小泉文明社長らが登壇。よどみなく会見が進む光景を
ロックバンドのギターとボーカル 司会者やコメンテーターとしてのタレント活動 役者としても活躍している うじきつよしは影のないキャラクターとして広く活躍している そんなうじきだがワールドカップの時期になると周囲を困らせる パッと一人で現地まで出かけてしまうので マネジャーが大慌てするのだ 観戦歴も四半世紀を超えた 「昔ほど通っていない」というが 今もうじきの姿はしばしばスタジアムで目撃される 自分でチケットを買ってニコニコと座っている そんなうじきに日本代表を振り返ってもらった かつて「Jリーグ A GOGO!!」という番組があった 日本代表の試合を見始めたのは1993年からだから、そこからだと26年。当時はそのころサッカーを見始めた人を、新参者扱いというか、「お前たち、日本のサッカーのこと全然わかってないだろう」的な、そういう感じで扱うおっかない人がたくさんいたよね、まだね。 「何でお前が
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグが終了。Jリーグ勢(川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ、浦和レッズ)は、川崎以外の3チームが突破に成功。来月行なわれる決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)に駒を進めることになった。 21日と22日に行なわれたグループリーグ最終節(第6節)。すでにグループリーグ通過を決めている広島以外の3チームには、絶対に落とせない大一番となった。 E組の鹿島(2位)対山東魯能(中国/1位)戦では、鹿島に引き分け以上の結果が求められていた。鹿島が敗れ、慶南FC(韓国/3位)対タクジム(マレーシア/4位)の対決で慶南が勝利すれば、両者の順位は入れ替わる――そんな状況下で試合は始まった。 ところが開始10分。鹿島は山東に先制ゴールを許す。左CKから、ジウ(ブラジル代表、193cm)にファーサイドからヘッドで折り返しを許し、フェライニ(ベル
国内19冠を誇るJリーグの名門鹿島が、念願のアジア王者となった。イランの超名門ペルセポリスに敵地で0―0。第1戦を2―0で制していたため、2戦合計2-0で勝利し、アジアの頂点に立った。 鹿島は優勝賞金4000万ドル(約4億4000万円)とクラブW杯(12月12日開幕、UAE)の出場権を得た。 ゲーム終了の笛がなると、鹿島の大岩監督の目からはとめどなく涙があふれた。8度目の挑戦での悲願達成。喜びはひとしおだった。 敵地で無失点に抑えたDF昌子源は「日本で待っている鹿島ファミリーのために必ず優勝しようと話していた。(守備では)責任を持って体を投げ出さないと思っていた。(無失点は)全員のハードワーク合ってこそ」と赤らめた目で言った。 大会MVPにはFW鈴木優磨(22)が選ばれた。表彰式ではベテラン39歳小笠原満男、曽ケ端準を中心に喜びを分かち合った。 過酷な舞台だった。標高1000メートルを超え
ACLの優勝トロフィーを掲げて満面の笑みを浮かべるジーコTD。もはやレジェンドという言葉では語り尽くせない、偉大なる先達だ。(C)Getty Images 画像を見る 鹿島アントラーズが初めてアジア王者に輝いた。あの10万大観衆のアウェーの地で掴んだ20個目の栄冠。まずはその偉業達成を大いに称えたい。 なぜ茨城で生まれた小さなクラブが、ここまでの成功を収めることができたのか。ありきたりかもしれないが、やはりジーコの存在が大きかったと思う。 すべてのサクセスストーリーはジーコから始まり、クラブは“神様”のビジョンを脈々と受け継ぎ、かつそのコネクションを活かして発展を遂げてきた。今シーズン途中にテクニカルディレクターとして舞い戻ったが、ジーコが夏に連れてきたセルジーニョが圧巻の出来を披露し、ACL制覇の立役者となった。アントラーズはジーコを信じた。信じ続けた。これが大きなカギだ。この一貫性こそ
ウルグアイ好チームだったが、フランスのジェットストリームアタックによって粉砕された。ディフェンスはCBゴディン、ヒメネスの中央が異常に固く、この2人ならばちょっとしたテポドンくらいなら跳ね返せるのではないかというほどの信頼感。中盤もこぼれ球ダイソンと化したトレイラ、ステキゲームメーカーのベンタンクールを中心として非常に能力が高かった。前線は言わずもがなのスアレス、カバーニの世界最強クラスの2トップ。悠々とグループリーグを抜け、ベスト16ではロナウド率いるポルトガルをカバーニの強烈な2得点で粉砕。ロナウドから乳首を見せるチャンスを奪った。しかし、この試合でカバーニを怪我で失ったことがベスト8で響く。代わりのストゥアニも頑張ってはいたが、さすがにカバーニと比較するのは酷だし、ストゥアニって名前がなんかスカしててダメだった。結局ヴァランにセットプレーから叩き込まれて先制され、その後にはグリーズマ
騒動から約2カ月。 日本代表は19日、ロシア・ワールドカップの初戦でコロンビア代表と対戦する。この試合を、ヴァイッド・ハリルホジッチ"前”監督はどんな思いで迎えるのか。今、どのような感情を抱きながら日本代表に視線を送っているのか。 長友、長谷部、原口の奥さん知ってる?サッカー選手の美人すぎる彼女・妻たち【26枚】 この度、日頃から交友の深い『Goal』クロアチア編集部は元指揮官の話を独占で聞く機会に恵まれた。ハリル氏は複雑な感情を抱えていると前置きしつつ、その胸中を明かしてくれた。 インタビュー=アンテ・ブスクリッチ/Ante Buskulic 文・編集=Goal編集部 ■「若い選手がいない! 代表は社会福祉事業ではない」 日本代表が5月31日に発表した23名は、平均年齢では史上最高齢となった。若手3名(三竿健斗、井手口陽介、浅野拓磨)が落選したことも大きな話題を呼んだ。率いた3年間で積極
5月14日、グランドプリンスホテル新高輪。Jリーグ25周年を記念したイベントの控室に、”神様”は現れた。ブラジル代表史上に残るスーパースターにして、元日本代表監督、ジーコさんその人だ。久
ピッチ内外でそのヴァイタリティーは健在。観る者のハートを掴んで放さない稀代のテクニシャンが、キャリアのすべてを振り返ってくれた。写真:筒井剛史 画像を見る いまから18年前、金字塔は遠いナイジェリアの地で打ち立てられた。 1999年のワールドユースで世界2位に輝いたU-20日本代表。チーム結成当初から黄金世代と謳われ、のちに時代の寵児となった若武者たちだ。ファンの誰もが、日本サッカーの近未来に明るい展望を描いた。 後にも先にもない強烈な個の集団は、いかにして形成され、互いを刺激し合い、大きなうねりとなっていったのか。そしてその現象はそれぞれのサッカー人生に、どんな光と影をもたらしたのか。 アラフォーとなった歴戦の勇者たちを、一人ひとり訪ね歩くインタビューシリーズ『黄金は色褪せない』。読者の方からの熱い要望に応え、戦列復帰するタイミングで即取材を敢行。ファンタジー溢れるパス&ドリブルで観る者
司会:こんにちは。夏休み特別企画、ジーコおじさんの子ども電話相談が始まります。サッカーの神様に答えられない質問はない!ということで、今日は元気な子どもたちのサッカーに関する疑問や質問に対してジーコさんに答えていただきたいと思っています。ジーコさん、今日はよろしくお願いします。 ジーコ:今日は自分の経験をできるだけ多くの子どもたちに伝えることができればと思っています。1995年から子どもたちにサッカーを教えることをしています。子どもたちの質問に答えるのは得意中の得意ですので、任せてください。おじさんが、ここで問題を解決いたします。おじさんというよりも、おじいちゃんですけどね(笑)。 ジーコおじさんむらい けんた君(小学2年生) なんで日本に来たかっていうと、自分の中で挑戦だったんだ 司会 では、最初のお電話をつないでみましょう。もしもし、こんにちは。 相談者1 こんにちは。 司会 お名前を教
J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。 最近のエントリー (20記事) 2024/10/12 【メニコンカップU-15:EAST×WEST】 「嘉人2世」。U-15日本代表のMF川村求が劇的弾でMVPに輝く。 2024/10/12 【水戸ホーリーホック】 今オフに「獲得できたら面白いと思う選手」を10名だけ挙げてみた。 2024/10/13 【Jリーグ】 今オフのヴァンフォーレ甲府の補強の話をしたい。 (2024年-2025年オフの移籍市場) 2024/10/13 【セレッソ大阪×ガンバ大阪】 水曜開催のダービー。主役はパリ世代のDF西尾隆矢。 2024/10/13 【ヴァンフォーレ甲府】 今オフに「獲得できたら面白いと思う選手」を10名だけ挙げてみた。 2024/10/14 【Jリーグ】 今オフの徳島ヴ
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