蛇やワニなどの肉食動物や、ゴキブリといった虫に遭遇したら、びっくりして激しく反応しませんか? あるいは、虫は大丈夫だけどネズミはダメ、とか、蛇は大丈夫だけど虫には弱いという人もいますね。 これって、「こういう生物に出会ったら命の危険があるので逃げなさい」という情報が遺伝子に組み込まれているからだと思います。 我々のご先祖様、ひょっとしたらリスのような小動物だった時代? あるいはもっと昔の魚だったような時代から「逃げろ、命が危ない」という情報が遺伝子に刻まれ、縷縷と引き継いできた証拠なのでしょう。 だけど、不思議なのは、もし他の動物に食べられて死んでしまったら、その個体は遺伝子を残すことが出来なかったはず。 他の動物に食べられかけて生き残った個体が、無事に遺伝子に残すことができたのか? それとも、仲間の一人が他の動物に食べられるのを見たり感じたりして、「この動物は危険だ」という情報を生き残っ