ブックマーク / blog.japan.cnet.com (137)

  • 「縦の進化」と「横の進化」:中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル - CNET Japan

    「ムーアの法則」によるハードウェアの進化のもたらすものを、(WindowsやOfficeのように)「より多くの機能を詰め込む」という方向に活用する方向性を「縦の進化」と呼ぶとすると、私の目指している「アプリケーションやサービスをより多くのデバイスを通してユーザーに届ける」という進化の方向性は「横の進化」と呼ぶことができる。 「縦の進化」の目指すところは「より豊富な機能」や「より高度な機能」であり、そこに要求される技術力は、「ハードウェアの能力を極限まで引き出す」力である。2Dを3Dにする、静止画を動画にする、一秒あたりのフレーム数を増やす、ハイリゾにする、などなどである。それの目指すものは、ソフトウェアのアップグレードであり、ハードウェアの買い替えである。 こんな形の「縦の進化」は、パソコン以外の世界にも見られる。高機能化するゲーム端末、ハードディスクまで搭載し始めた携帯電話、どんどん大き

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    sk8 2006/04/05
  • ロスト・イン・レギュレーション:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    の国立情報学研究所(NII)他が主催した一日カンファレンスを終え、日を発つところだ。午前中のセッションはクリエイティブ・コモンズ・ジャパンによるもので、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを使っている、あるいはCC的な自由が欠かせない活動をしている人々から六つのプレゼンテーションがあった。 日は一番好きな場所のひとつであり、滞在できる口実ならなんでも歓迎だ。だがここでおこなわれていることを聞くにつれ、奇妙な既視感を憶えるようになった。 1990年代の後半、わたしはサイバースペースについて話すため南米の国々を訪れていた。会議に次ぐ会議のたびに耳にしたのは、サイバースペースでのビジネスを始められるよう、政府がルールを決めてくれるのをいかに心待ちにしているかという話だった。そうした反応は、米国人であるわたしには奇妙に思えた。聞こうとする人には説明した通り、米国のビジネスは政府がルールを「

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    sk8 2006/03/28
  • Free Culture, ストリーム版:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

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    sk8 2006/03/28
  • openDRM:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    SunがopenDRMプロジェクトについて発表している。わたしの考えでは、SunはどのようなDRMプロジェクトにとっても重要な点について取り組むようだ。例えば(わたしの見た説明によれば)、悪用をトレースできるタグ付きの形ながら、個人が「フェアユース」のためにDRMを解除できる点。また作者がDRMをoffにして、セキュアな環境からコンテンツを移すことができるプラットフォームであるとも説明されている。 これらは良いことだ。だが改善されたDRMを評価することとDRMそのものを讃えることを勘違いする人もいるから、ここでわたしの立場をできるかぎり明確にしておきたい(これまで常に語ってきた通りだが):われわれはDRMのない世界を築くべきだ。DRMのない世界に向けた法律を持たねばならない。DRMのない世界に説得力を持たせる実例を示す必要がある。こうした点はすべてはっきりと語ってきたはずだ。だが、一方でソ

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    sk8 2006/03/28
  • インターネットとの出会い:中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル - CNET Japan

    私が、「今のパソコンのソフトウェアのアーキテクチャーって根的に間違っているんじゃないか?」と疑問を持ち始めたのはOOSH(Object Oriented Shell)、Cairoの両プロジェクトも含めれば丸5年の歳月を費やして作ったWindows95を出荷したばかりの95年の夏であった。多くの仲間がたまりにたまった有給休暇を消化したり、せっかくのチャンスだからと小さなゲームを作って遊んでいたりした時期のことである。 その時になぜか私の気を引いたのが、Windowsチームの脇に数ヶ月前に突然作られたIEチーム。94年の段階で「もうWindows95には新しい機能は増やさない」と硬く誓ったのにも関わらず、なぜか突然Windowsの一部として出荷されることになったInternet Explorerというブラウザーを作っている7〜8人の小さなチームだ。 たまたまそこのチームのメンバーの一人が知り

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    sk8 2006/02/12
  • ネットスケープのヴィジョン:中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル - CNET Japan

    そもそも私がWindowsに代表されるリッチクライアントのアーキテクチャに疑問を持ち始めたのは、Windows95の開発の後半戦において、その時点で既に膨大な数があった既存のアプリケーションとの互換性に大いに悩まされたからである。 既存のアプリケーションとの互換性を保つことの難しさは、オペレーティングシステムなどのシステムソフトウェア開発をしたことがあるエンジニアの方なら理解していただけると思うが、既に市場に何十万種類のソフトウェアが流通している上に、マシンのオペレーター(つまりユーザー)が必ずしもパソコンのことを理解しているとは限らないWindowsの場合、その難しさは筆舌に尽くし難いのだ(色々と面白い体験談もあるので、それに関しては後日どこかで書きたいと思う)。 そんな苦労を日々繰り返していた私の中に持ち上がってきた疑問は、「Windowsのアーキテクチャって少し複雑に作り過ぎてしまっ

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    sk8 2006/02/12
  • Googleキャッシュについて、優れた「フェアユース」判決:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    Googleキャッシュについて、優れた「フェアユース」判決 公開日時: 2006/02/09 05:06 著者: lessig_blog ネバダの地裁が、Googleキャッシュは著作権法違反だという主張を却下する判決を下した。判決文は「フェアユース」と暗黙のライセンスの双方に基づいている。「フェアユース」の部分はじつにすばらしい。だが「暗黙のライセンス」部分は、Google Book Searchの文脈ではその主張を逆に弱めることになる。

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    sk8 2006/02/10
  • 未来語り:中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル - CNET Japan

    この業界(注1)で働いていると、いろいろな場面で「今年こそはビデオ・オン・デマンド・サービスが一般に普及すると思いますか?」とか、「PS3は世界市場でXBox360に勝つことができると思いますか?」などといった質問されることが多いが、極力具体的な回答をするのは避けるようにしている。どんなに情報を集めようと、そういった「いつ」とか「だれが」といった個々の事象に関しての予想をすることはものすごく難しいからだ。 しかし、質問が「将来のテレビを担うのは、地上波デジタルによる放送なのでしょうか、それともブロードバンドを介した配信サービスなのでしょうか?」とか、「次世代のゲーム機はテラフロップス級の処理能力を持っていますが、そもそも消費者はそんなものを必要としているのでしょうか?」という『業界の方向性』に関してのものであれば、喜んでうんちくを傾けることができる。 この違いは、ある意味で「天気予報」と「

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    sk8 2006/02/03
  • アンチ レッシグWiki:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    わたしの著作について批判的な意見のためのwikiを立ち上げた。狙いはわたしの著作を補完するテキストを作りだすことだ。どんな協力にも感謝する。基的には、「しかしこちらでは」というサイトや引用を書き込むものと考えてもらいたい。 wikiはこちら。

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    sk8 2006/01/28
  • 読み書き可能なインターネット:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    Financial Timesに、著作権の分野で次に来る大きな争いについて書いた。これまでAMVを見たことがないなら観てみるべきだ。こちらから。 これが次の著作権戦争になるだろう――この非営利の創造行為は許されるのか否か。だが、この戦いとこれまでの(p2pファイル共有を巡る)戦いには大きな違いがある。P2P戦争で正しかったのは法的な監視から自由なイノベーションを支持する側だったが、双方の意見を聞いた後でも、一般の人々の90%はわれわれと反対側を支持した。今度の戦いでも正しいのは新たなクリエータたちの側だ。しかし双方の主張を聞いた後、またそれ以上に自分たちの子供の創造性を目にしたあとでは、一般の人々の90%がわれわれの側を支持する。 そうした父親のひとりと実際に会ったことがある。FTに寄せた文から: だが書き込み可能なインターネットを作るクリエータたちにとって、大事なのは経済効果ではない。親

  • オープンサービス化の波:渡辺聡・情報化社会の航海図 - CNET Japan

    前回記事「境界定義が曖昧になるネットとエンタープライズ」の続きとして、境界定義というよりは変化の方向性について整理したい。 昨年後半から現在起きている技術の変化をどう捉えるかという議論をあちこちで進めているなかから、オープンサービスとでも呼べる概念がふわっと出てきた。 Web2.0と呼ぶのかなんと呼ぶのかはある程度個々人の自由として、今のネットの変化やコンピューター関連ビジネス界隈で起きている動きの根っこにあるベクトルを捉えるには割と使い勝手が良い。概要については、同じくコンピューターワールドの記事中でも触れているため、周辺情報を追加で欲しいという方はご一読頂ければ。ブレストのお相手は記事と同じく藤井さんとなる。 まず、この図が何を意味しているかだが、図の左の小さい円が出発点のデバイス、周辺に順々にソフトウェアからサービスの層までが連なっている。広がっていく円は二つの意味を持っており、標準

  • 境界定義が曖昧になるネットとエンタープライズ:渡辺聡・情報化社会の航海図 - CNET Japan

    境界定義が曖昧になるネットとエンタープライズ 公開日時: 2006/01/24 14:17 著者: 渡辺聡 年始のCESやMacWorldについても簡単に押さえたいのだが、ベーストレンドをまず。 最近、案件依頼や相談事項も含めて、ネットとエンタープライズの垣根が崩れ始めている気配を端々で感じ取れる。マイクロソフト、Googleなど大手が水面下で仕掛け始めている動きといい、先1,2年は大きな動きが起こってくるのではないかという見通しが成立し始めた。 そして、この流れはWeb2.0と一般的に呼ばれている括りよりも少し深くて広い。よって、エンタープライズ系の方々との情報交換の比重を増やして底流に動きを注視してみている。 その中から幾つか引っかかっているものを。 1:エンタープライズサーチ サーチはインターネットでここ何年か急速な普及と進化を遂げてきた。結果、検索して情報を探すという行動

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    sk8 2006/01/27
  • CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance:創造的なエンジニアのための働く環境とは(1)

    創造的なエンジニアのための働く環境とは(1) 公開日時: 2006/01/23 18:29 著者: kenn 最近、自分のワークスタイルを大きく変えてみて、非常に強く感じることがある。 エンジニア、それも言われたことをソツなくこなすタイプではなくて、アンテナの感度が高く、自発的に新技術を磨き続けることを怠らず、自分の作ったものを広く世に出すことが楽しいと考えるエンジニアが、商業的に実りのあるモノを作り出せるようになるためには、ある特殊な条件が、きわどいぐらいのバランスで揃うことが重要なのだな、ということがわかってきた。もちろん、まだそれを理解するプロセスの真っ最中なのだけれど、考えがひとまとまりの輪郭をとってきたので、つれづれ書いてみようと思う。 ぼくは、インフォテリアというソフトウェアの会社で6年も製品企画その他、会社がリリースする「モノ」の運命にかかわる重大な意志決定に、経営

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    sk8 2006/01/26
  • 水曜日はバーチャルに:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。 広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。 あなたもブログを書いてみませんか? CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから ブログの投稿・管理 ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用) ブログアワード2007開催決定! 今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細

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    sk8 2006/01/25
  • (私の)コンテンツ配布を(友人が)実験:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

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    sk8 2006/01/25
  • コンテンツ配布の実験:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    このプレゼンテーションでもうひとつ試したかったのはbitTorrent配布だ。すでに書いたようにProdigemのbitTorrentホストサービスを利用した。Prodigemはシードが三つ以下の場合にファイルをシードする。 初日にはおよそ120445MBの転送完了トラフィックがあった。Prodigemによる転送は908MBだ。つまり、配布コストの99%は聴衆から得られたことになる(ありがとう!)。 今までに1600以上のコピーが配布され、約90のピアがオープンになっている。 これが「BitTorrentは自由な言論の道具」という言葉の意味だ。

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    sk8 2006/01/25
  • プレゼンテーション技術の実験:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    以前にも書いた通り、スライドと声をリンクさせたプレゼンテーションを作るシンプルな方法を探してきた。Leonard Linはわたしの2002年OSCONでのスピーチ [日語字幕版]でこれを実現しており、パワーポイントからタイミングを抽出してFlashにインポートする簡単な仕組みさえ作っている。ところが使ってみるとこの哀れな男にはややこしすぎて、この四年というもの講演の記録を求める声があってもこちらから提供する容易な方法がなかった。 だが、もしかすると多少は前進できたかもしれない。Phil Pickeringが(comment 7で)Doug KayeのBlogarithmsにあったアイデアを教えてくれたので、KeynoteとiMovieを使ってこんな風にやってみた: (1) 次が何か分かるようにKeynoteのスライドをプリントする (2) スライドをJPEGにエクスポート (3) スライ

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    sk8 2006/01/25
  • CC支援キャンペーン終了 - ありがとう:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

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    sk8 2006/01/05
  • 新年の挨拶に代えて:マイクロソフトの戦略転換とRay Ozzieのメモ:渡辺聡・情報化社会の航海図 - CNET Japan

    新年の挨拶に代えて:マイクロソフトの戦略転換とRay Ozzieのメモ 公開日時: 2006/01/04 23:17 著者: 渡辺聡 連載もあと四半期で2周年となります。何気なく始まったところから、気がつけば思わぬ長丁場になってしまいました。 これからもこれまでと変わらず、世にただ流されるのではなく、一筋の通った視点を届けるべく綴っていきます。 ご愛顧頂いているみなさま、日頃お世話になっているみなさま、年も宜しくお願いいたします。 さて、どこから始めたものかと仕事頭への切り替え準備で幾つかのサイトを見ていると、昨年話題を読んだマイクロソフトのRay Ozzie(Grooveの印象が強いので”マイクロソフトの”という冠がつくのは少々違和感がある)、が社内向けに向けたメモがZdnetで邦訳されていた。小特集としてコーナー化されておりUIEvolutionの中島氏、テックバイザー

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    sk8 2006/01/05
  • 目標達成。さらにマイクロソフトからも:Lessig Blog (JP) - CNET Japan

    目標達成。さらにマイクロソフトからも 公開日時: 2005/12/31 23:00 著者: lessig_blog 12:30PM、ワシントン州レドモンドからの封筒がクリエイティブ・コモンズのオフィスに届いた。中には$25,000の小切手。マイクロソフトからだ。 思いつく限りもっとも驚くべき(そして嬉しい)かたちで目標を達成することができた。支援してくれたすべての人、特に終わりも近くなってから大きな努力をしてくれた皆さん、ありがとう。もちろんこれ以上だって大いに助けになる。いま止める理由はない。CCを支援しよう

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    sk8 2006/01/04