Webブラウザというものが登場して以来、インターネット、そしてWebの進化とともにブラウザがどのように進化してきたかを、前回までで振り返った。WebブラウザはWebそのものの進化に歩調を合わせ、情報整理手法と、表現力を強化してきた。それとともに、Web2.0時代のコンテンツ爆発に対応するため、Web2.0的な開発手法を取り入れながら進化をする方法をも身につけた。 今後ブラウザは、ロングテールに位置するユーザーを利用した開発手法を取り入れ、さらに勢いを増して進化を始める。では、具体的にはどのように進化していくのか? 今回は、Web2.0といわれている技術・サービス(ブログ、Flickr、Napster、BitTorrent、Wikipedia、Webサービス)を中心に予測してみよう。 WebサービスのインタフェースとなるWebブラウザ 今までのブラウザは、主に情報整理力、表現力の2つを中心に