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ブックマーク / www.aist.go.jp (153)

  • 産総研:ダイヤモンドLEDで光子を1個ずつ室温で電気的に発生させることに世界で初めて成功

    ホーム > 研究成果検索 > 研究成果記事一覧 > 2012年 > ダイヤモンドLEDで光子を1個ずつ室温で電気的に発生させることに世界で初めて成功 JST 課題達成型基礎研究の一環として、大阪大学の水落 憲和 准教授と産業技術総合研究所の山崎 聡 主幹研究員らのグループは、人工ダイヤモンドを用いて室温で電気的に単一光子を発生させることに世界で初めて成功しました。 近年、量子暗号通信注1)は理論上、どのような技術でも盗聴できない究極の通信技術として期待されており、世界的にも多くの企業が研究開発を行っています。この実現には、情報を載せる光子の1個1個を必要なときに簡易かつ確実に発生させる単一光子源注2)が求められています。ところが、これまでの量子ドットや有機分子を用いた単一光子源は、室温では不安定でほとんど光らなくなるため、極低温での冷却が不可欠でした。また、室温で単一光子を発生できても、光

  • 産総研:室温で光による液化-固化を繰り返す材料

    紫外光を照射することで液化し、可視光を照射することで再度固化する材料 熱を加えずに、室温で液化-固化の変化を繰り返す 光刺激によって再利用・再作業ができる接着剤など、新たな光機能材料への応用に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】スマートマテリアルグループ 吉田 勝 研究グループ長と秋山 陽久 主任研究員は、温度一定の室温状態で、光を照射するだけで液化と固化を繰り返し起こす材料を開発した。 この材料は、糖アルコール骨格と複数のアゾベンゼン基を組み合わせた液晶性物質を用いたもので、加熱や冷却をしなくても、波長制御した光を照射するだけで液化と固化を繰り返す新しい光反応性材料である。一般的な室温環境では、光の作用だけで選択的かつ可逆的に単一物質の固体-液体転移が起こる初めての例である。この材料を利用するこ

  • 内部タンパク質を標的とした細胞の分離技術

  • 産総研:二つの相反する制御機能を担う機能性RNAを発見

    発表・掲載日:2012/03/27 二つの相反する制御機能を担う機能性RNAを発見 -RNAがDNA複製の周期に応じて遺伝子発現の促進と抑制の両方を行う- ポイント 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)バイオメディシナル情報研究センター【研究センター長 嶋田 一夫】機能性RNA工学チーム 廣瀬 哲郎 研究チーム長、細胞システム制御解析チーム 夏目 徹 研究チーム長らは、ヒト細胞核中のU7核内低分子RNA(U7 RNA)が、細胞内の状態に応じて、二つの相反する遺伝子発現制御を行うことを発見した。 U7 RNAは、DNAと共に染色体を構成するヒストンというタンパク質の遺伝子発現制御にかかわっている。ヒストンは、細胞核内で新しい染色体が形成されるDNA複製期(S期)にだけ合成される。これまでU7 RNAは、S期にヒストンの遺伝子発現を促進する「正」の制御

  • 産総研:二酸化炭素とギ酸を相互変換するエネルギー効率の高い触媒を開発

    二酸化炭素と水素からギ酸、ギ酸から二酸化炭素と水素への変換をpHで制御できる触媒 常温常圧の水中で二酸化炭素をギ酸に変換することが可能に ギ酸を分解させて燃料電池に適した高圧水素の供給が可能に 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)エネルギー技術研究部門【研究部門長 長谷川 裕夫】太陽光エネルギー変換グループ 姫田 雄一郎 主任研究員らは、アメリカ合衆国 ブルックヘブン国立研究所(以下「BNL」という)藤田 恵津子 シニアケミストらと共同で、常温常圧の水中で水素ガスを二酸化炭素(CO2)と反応させてギ酸(HCO2H)を生成するとともに、ギ酸を分解して固体高分子形燃料電池などに適した一酸化炭素(CO)を含まない高圧水素を供給できる高効率二酸化炭素/ギ酸の相互変換触媒を開発した。 今回開発した技術は、日米クリーン・エネルギー技術協力に基づく産総研とBNL

  • 産総研:酸化物光電極を用いた水分解による水素製造の世界最高効率を達成

    水分解用の酸化物光電極中で最も高い太陽エネルギー変換効率(1.35%)を達成 炭酸塩電解液の使用や酸化物膜の多重積層によって光電極の性能が大幅に向上 水分解の電解電圧を4割以上低減でき、水分解による水素製造の低コスト化が可能に 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)エネルギー技術研究部門【研究部門長 長谷川 裕夫】太陽光エネルギー変換グループ 佐山 和弘 研究グループ長、斉藤 里英 産総研特別研究員らは、酸化物半導体光電極を用いた水分解による水素製造に関して、非常に高性能な積層光電極を開発した。炭酸塩電解液中で、この光電極を重ねて用いることにより、太陽エネルギーを水素エネルギーに変換する反応について、1.35%の太陽エネルギー変換効率を達成した。この値は従来報告されている酸化物光電極の変換効率の約2倍である。今回開発した技術は、太陽エネルギーを利用し

  • 産総研:将来のネットワークの省電力化へ前進

    発表・掲載日:2012/03/01 将来のネットワークの省電力化へ前進 -「次世代高効率ネットワークデバイス技術プロジェクト」で省電力技術を実現- NEDOが、2007年度から実施してきた「次世代高効率ネットワークデバイス技術開発プロジェクト」が今年度で終了、以下の成果を達成しました。 (1) 空冷動作する超小型100Gbps光トランシーバーを世界で初めて開発し、回路基板間の100Gbps接続を実現。 (2) 高速低電力の160Gbps光LAN-SANシステムを構築することにより、2チャンネルの非圧縮スーパーハイビジョン 信号の配信実験に世界で初めて成功。 これらの成果の一部は2012年3月4日から8日まで米国ロサンゼルスで開催されるOptical Fiber Communication Conference and Exposition and the National Fiber Op

  • 産総研 TODAY 2012.03 VOL.12-03

    ski_ysk
    ski_ysk 2012/03/02
    安価で高性能なリチウムイオン二 次電池の開発
  • 選択入力制御機能をもつ二次元コード

  • 産総研:主な研究成果 普遍的な物理定数に基づく新しいキログラムの再定義に道を拓く

    光の波長の精密制御によるシリコン球体の形状のナノメートル計測技術を開発 国際プロジェクトにより同位体濃縮シリコン結晶を作製、アボガドロ定数の高精度化に成功 人工物ではなく普遍的な物理定数による「質量標準」の確立が現実的に 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)計測標準研究部門【研究部門長 三木 幸信】は、フランス、イタリア、オーストラリア、ドイツ、イギリス、アメリカ合衆国、欧州委員会の計量標準研究機関との国際研究協力(アボガドロ国際プロジェクト)により、アボガドロ定数の高精度化に成功した。 アボガドロ定数は1 モル(mol)の物質に含まれる原子や分子などの数であり、物理学や化学の分野で用いられる重要な基礎物理定数の一つである。アボガドロ定数の高精度測定により、現在、国際キログラム原器という分銅で定義されている質量の単位を、原子一個あたりの質量に基づき

  • 産総研:日々の線量を記録できる個人向け放射線積算線量計

    発表・掲載日:2012/02/13 日々の線量を記録できる個人向け放射線積算線量計 -小型で軽く名札ケースやポケットに入れて持ち運びできる- ポイント 日常生活で携帯し数カ月の連続使用ができる警告機能付きの小型放射線積算線量計 パソコンで簡単に日々の被ばく量を把握できる 無線チップを組み込むことで効率的な全量較正の実現に展開可能 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)計測フロンティア研究部門【研究部門長 大久保 雅隆】鈴木 良一 副研究部門長 兼 極微欠陥評価研究グループ 研究グループ長、集積マイクロシステム研究センター【研究センター長 前田 龍太郎】伊藤 寿浩 副研究センター長 兼 ネットワークMEMS研究チーム 研究チーム長、先進製造プロセス研究部門【研究部門長 村山 宣光】市川 直樹 副研究部門長は、産総研所内プロジェクト「MEMS技術を用いた

  • 産総研:主な研究成果 脳の「老化」と「若返り」を調節する因子

    ポイント 老化により脳内で新しい神経が作られにくくなる原因の因子を発見 老化で低下した「新しく神経を作る力」が、運動等によって再び活性化するメカニズムを検証 幹細胞を制御する新たな標的因子を用いた疾病予防や創薬・医療開発に期待 概要 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)浅島 誠 フェローと幹細胞工学研究センター【研究センター長 浅島 誠】幹細胞制御研究チーム 桑原 知子 研究員は、筑波大学 人間総合科学研究科 征矢 英昭 教授らと共同で、老化に伴って脳内の神経新生が減衰していく仕組みをマウスを用いて解明し、中心となる因子であるWnt3(ウィント3)とその因子が担っている役割をつきとめました。 「学習」と「記憶」の能力を司る脳内の海馬という部分には神経幹細胞が存在し、大人になっても新しい神経細胞がたえず作られています。海馬で神経細胞の一番下の層を形

  • 産総研:ナノ粒子化したプルシアンブルーでセシウム吸着能が向上

    発表・掲載日:2012/02/08 ナノ粒子化したプルシアンブルーでセシウム吸着能が向上 -放射能汚染焼却灰の適切な処理への活用へ- ポイント 他のセシウム吸着材との比較で、吸着能の優位性を確認 焼却灰の洗浄水から放射性セシウム抽出・吸着試験で効果を実証 プルシアンブルーナノ粒子の造粒および量産化により今後の除染実証試験に貢献 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】グリーンテクノロジー研究グループ 川 徹 研究グループ長、田中 寿 主任研究員、高橋 顕 研究員、Durga Parajuli産総研特別研究員、北島 明子 産総研特別研究員らは、関東化学株式会社【代表取締役社長 野澤 学】、郡山チップ工業株式会社【代表取締役社長 大内 正年】、東電環境エンジニアリング株式会社【代表取締役社長 楢崎 ゆう】の協