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  • 国内で感染拡大の新型コロナは欧米から 「現在は第2波」と感染研がゲノム解析で見解 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    国内で現在感染拡大している新型コロナウイルスは欧州や北米から持ち込まれ、このウイルスが全国に拡散した可能性が高い、と国立感染症研究所(感染研)がこのほど発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者から採取したウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析の結果だ。同研究所は中国・武漢市からの初期の感染はほぼ終息し、これを第1波とすると「現在は第2波」との見解を示した。 厚生労働省によると、29日段階で国内の感染者はクルーズ船の乗員乗客を含めると1万5000人に迫り、死者は448人になった。これらの数字はPCR検査による確認・報告数で、専門家の多くは実際の市中感染者はかなりの数に上るとみている。また米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると、世界全体では感染者が317万人を、死者は22万人を超えた。 感染研・病原体ゲノム解析研究センターの黒田誠センター長らのグループは、国内の患者562人か

    国内で感染拡大の新型コロナは欧米から 「現在は第2波」と感染研がゲノム解析で見解 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    ski_ysk
    ski_ysk 2020/05/04
  • 1滴足らずの血液でアルツハイマー病を早期診断 名古屋市立大研究グループが診断マーカー発見 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    わずか1滴足らずの血液からアルツハイマー病の早期診断ができる可能性がある診断マーカーを発見した、と名古屋市立大学の研究グループが5日発表した。脳内細胞から出るタンパク質に着目した研究成果で、論文は米医学専門誌に掲載された。研究グループは健康診断などでの実用化を目指して格的な臨床研究を進めるという。 研究グループは、名古屋市立大学大学院医学研究科の道川誠教授(神経生化学)ら同大学の研究メンバーのほか、大分大学医学部の松原悦朗教授や愛知県にある福祉村病院の橋詰良夫愛知医科大学名誉教授らも加わった。 アルツハイマー病は認知症の半数以上を占める神経変性疾患で、決定的な治療法はまだない。高齢の認知症患者は国内で500万人以上いるとされ、今後さらに増加するのは確実とみられている。約40個のアミノ酸からなる「アミロイドベータ(Aβ)」という物質が脳内に凝集・蓄積し、これが原因となって発症するとされてい

    1滴足らずの血液でアルツハイマー病を早期診断 名古屋市立大研究グループが診断マーカー発見 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    ski_ysk
    ski_ysk 2019/11/10
  • インキ使わず色彩鮮やかに微小印刷 京大グループが動物の美しい発色構造を人工的に作成 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    大きさ1ミリの世界最小サイズの葛飾北斎の版画をフルカラーで印刷できた—。チョウやクジャクの羽などが光を反射して鮮やかな色彩を放つ構造を人工的につくって、インキを使わずに高画質の絵柄などを印刷する技術を開発した、と京都大学高等研究院の研究グループが発表した。研究成果は20日発行の英科学誌ネイチャーに掲載された。 新技術を開発したのは、京都大学高等研究院物質—細胞統合システム拠点(iCeMS)のシバニア・イーサン教授と伊藤真陽特定助教らの研究グループ。 チョウやクジャクの羽やコガネムシ、熱帯魚などの表面はミクロな「多層構造」が光を反射して玉虫色の鮮やかな色彩を放つ。これは色素による「色素色」に対して「構造色」と呼ばれる。研究グループはこの構造色を人工的につくって印刷するという新技術の開発を目指して研究開発を続けた。 ポリマー(高分子)は圧力を受けると亀裂が入った細い繊維に構造変化する。研究グル

    インキ使わず色彩鮮やかに微小印刷 京大グループが動物の美しい発色構造を人工的に作成 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
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    ski_ysk 2019/08/15
  • 血液数滴で食道がん96%を見つけた がんセンターが「マイクロRNA」検査法の精度を確認 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    血液中にある微小な生体分子「マイクロRNA」を調べてがんの有無を判別する新検査法で道がん患者の96%を見つけることができたと、国立がん研究センターの研究グループがこのほど発表した。同センターは、13種類のがんを対象にマイクロRNAでがんの有無を診断する画期的な手法をすでに考案し、この新検査法の実用化を目指してがんの部位ごとに研究を進めている。今回の成果は道がんでの実用化にめどが立ったことを示した。実用化されれば、現在人間ドックなどに導入されている「腫瘍マーカー」よりも発見率が高い「診断マーカー」としての活用が期待できる。 研究グループは国立がん研究センターの中央病院をはじめ、センターに所属するさまざまな臨床、研究部門のメンバーで構成されている。研究グループは、一般の細胞だけでなくがん細胞からも血中に分泌されるマイクロRNAに着目。がんの種類により、それぞれのがんに特有な種類のマイクロR

    血液数滴で食道がん96%を見つけた がんセンターが「マイクロRNA」検査法の精度を確認 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
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    ski_ysk 2019/07/18
  • 皮膚が若さを保ったり老化する仕組みが分かった 東京医科歯科大学グループ | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    多くの人は肌(皮膚)の若さを保ちたいと思うが、若い時は肌も若さを保てるが、加齢とともに皮膚も老化してしまう。その仕組みが分かった—。こんな発表を東京医科歯科大学の研究グループがしている。老化防止の分野などに応用できる可能性があるという。研究成果はこのほど、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。 最大の臓器とされる皮膚や、ほかの臓器が老化する仕組みについては古くから諸説があった。さまざまな臓器の細胞は絶えず損傷したり、ストレスを受けている。しかし、そうした影響を受けた細胞が生体内でどのような運命をたどっているかは、よく分かっていなかった。また、例えば皮膚がある程度の紫外線を浴びても若さを保てる仕組みや、そうした皮膚もいずれは老化する仕組みの全体像は未解明だった。 この研究グループは東京医科歯科大学難治疾患研究所幹細胞医学分野の西村栄美(にしむら えみ)教授と松村寛行(まつむら ひろゆき)助教

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  • 私たちの記憶システムは10分間の軽い運動で活性化する | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 私たちの記憶システムは10分間の軽い運動で活性化する 2019.04.08 藤井友紀子 / サイエンスライター 私たちは、日々身の回りで起きるさまざまな出来事を脳で整理し、細かく記憶している。そのおかげで、朝起きたときから混乱することなく生活することができる。少し違う環境下におかれたときでも、記憶をもとに違いを判断し、適応しているのだ。記憶はまさに私たちが生活するための大切な基盤となっている。その記憶力を手軽にアップさせられないものかと思ったことはないだろうか。それができるらしいのだ。10分程度の簡単な運動で脳が刺激され記憶力がアップするという研究成果を、筑波大学の征矢英昭(そや ひであき)教授らの共同研究グループがまとめた。 海馬を中心とした記憶システムのはたらき 記憶は長期記憶と短期記憶に分けられる。自分が経験した思い出などの「エピソード記憶」や学習で得た知識、運動

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  • 雨雲が水分をどれくらい含みすぎて雨を降らせているのかが、初めてわかった | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ニュース 雨雲が水分をどれくらい含みすぎて雨を降らせているのかが、初めてわかった 2019.03.06 寒い冬の朝、口からハーッと息を吐く。息が白く見える。この白い息の正体は細かい水滴だ。体から出てきた息には、たくさんの水蒸気が含まれている。それが急に冷えて、それだけの水蒸気を含むことができない状態になる。空気が水蒸気を限度いっぱいまで含んでいる状態を「飽和」という。吐いた息は、それを超えて水蒸気を含んでしまっている「過飽和」の状態になる。その多すぎた分が液体に戻って細かい水滴となり、白い雲のようになって目に見える。 このときに欠かせないのが「エーロゾル(エアロゾル)」だ。エーロゾルとは、大気中に漂う固体や液体の微粒子のことだ。ものを燃やしたときに出る黒いすすや、工場の煙突などから排出される硫酸成分や硝酸成分から変化したものもある。過飽和の状態になった空気とエーロゾルが出合うと、余分な水蒸

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  • 《JST共催》人工知能はアニメを生み出せるか?—「情報ひろばサイエンスカフェ」で研究者と市民が語り合う | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    レポート 《JST共催》人工知能はアニメを生み出せるか?—「情報ひろばサイエンスカフェ」で研究者と市民が語り合う 2018.11.28 文・石井敬子、写真・早野富美 / 「科学と社会」推進部 人工知能AI)が絵画や小説音楽などの創作物を生み出すための研究が進んでいる。身近な創作物であるアニメーションや漫画についてはどうだろうか。 今年度4回目の開催となる「情報ひろばサイエンスカフェ」が10月19日に東京都霞が関の文部科学省内のラウンジで開かれた。情報ひろばサイエンスカフェは、同省が主催、科学技術振興機構(JST)が共催している。「越境する」をテーマに掲げる「サイエンスアゴラ」(JST主催)の連携企画の一つでもある。 今回のテーマは「アニメ×人工知能」。講師には、AIによる創作支援の研究をしている、豊橋技術科学大学情報メディア基盤センター助教の上野未貴(うえの みき)さんを迎え、ファシリ

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  • レビュー「『津波てんでんこ』を科学で乗り越える試み」 | SciencePortal

    近海の海底に巨大地震の巣を抱える日列島は、大津波から逃れられない宿命にある。そのとき、人々はどう避難すればよいのか。その街の人たちが避難場所を目指していっせいに歩き出したとき、限られた時間でほんとうにそこまでたどりつけるのか。その「限られた時間」とは、具体的に何分なのか。最近は、コンピューターの高性能化を背景に、かなりリアルな避難行動のシミュレーションができるようになってきた。大津波からの避難は、失敗が許されない一回限りの集団行動だ。津波が来たら、人にかまわずとにかく自分で逃げろという「津波てんでんこ」。科学はいま、この言い伝えを乗り越える試みを続けている。 避難の「難所」を明らかにする大規模シミュレーション 海底を震源とする巨大地震が発生すると、海底の地盤の大きなずれが海面に伝わり、それが大津波となって四方八方に広がっていく。日近海でこの巨大地震が起これば、それが日列島を襲う。20

    レビュー「『津波てんでんこ』を科学で乗り越える試み」 | SciencePortal
  • サイエンスクリップ「睡眠に関係しそうな『短い周期の体内時計』の発振源がみつかった」| SciencePortal

    サイエンスクリップ 睡眠に関係しそうな「短い周期の体内時計」の発振源がみつかった 2018.10.17 工樂真澄 / サイエンスライター ある寝具メーカーが日人1万人を対象に行った調査では、約7割の人が睡眠に満足していないという。四六時中いつでも明かりが手に入る現代では、不眠症には至らなくても、生活リズムが崩れやすくなるのは当然だろう。 生物の多くは来、自然な明暗のリズム、つまり地球の自転周期に合わせたリズムで生活している。ただし、体が刻むリズムは正確に24時間周期というわけではなく、外部から隔離された時計なしの環境で観察すると、体温や血圧など多くの生理活動の周期は少しずれている。このリズムは生物種によって異なるものの24時間から大きくずれることはなく、「概ね(おおむね)1日」であることから「概日リズム(サーカディアンリズム)」と呼ばれる。サーカディアンリズムは太陽の光や温度などの外部

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  • 収入の多少にかかわらず幸福な人の心の持ちようがわかった | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    人生、金があれば幸せってわけじゃない——。さんざん言い古されたこのせりふ、まさにそうだという気もするし、ちょっときれいごとすぎるような気もするし。収入が多ければ、はたして幸福感は増すのか。収入にかかわらず幸せな人がいるとしたら、それはどういう人なのか。この問題に、広島大学の杉浦義典(すぎうら よしのり)准教授らが取り組んだ。 これまでの研究では、収入が多いほど人の幸福感は増す傾向にあるとされてきた。ただし、収入と幸福感の関係はあまり強いものではなく、この傾向にあてはまらない人たちもたくさんいることがわかっていた。もしかすると、この傾向にあてはまる人とあてはまらない人がいて、それを一緒にまとめて調査するから、収入と幸福感の間には弱い関係しかみつからないのではないか。そう考えた杉浦さんらは、800人の日人を対象にインターネット調査を行った。調査の対象は20歳から60歳までの社会人で、男女は半

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  • 大腸の病変をAIが高精度に自動検知 昭和大、名古屋大がディープラーニングの手法を活用 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ニュース 大腸の病変をAIが高精度に自動検知 昭和大、名古屋大がディープラーニングの手法を活用 2018.08.10 大腸の内視鏡検査の際に人工知能(AI)が平たんなポリープや小さながんを自動検知するシステムを開発した、と昭和大学と名古屋大学の共同研究グループがこのほど発表した。ディープラーニング(深層学習)を活用して医師が見逃しやすい病変を高精度に判別する。国の製造販売承認を得るために2019年度に臨床試験を開始するという。 共同研究グループは昭和大学横浜市北部病院消化器センターの工藤進英センター長、三澤将史講師と名古屋大学大学院情報学研究科の森健策教授らで構成。同グループは、73件の内視鏡検査の合計1000分近くに及ぶ動画を一つ一つの画像フレームに分けて約1800万(フレーム)を対象に十分に診断経験を積んだ内視鏡専門医が大腸のポリープや微小がんなどを診断。そのうちAI学習に適している約

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  • 熱中症は暑さに慣れる前が特に危険!コンピューターモデルでリスク予測に成功 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 熱中症は暑さに慣れる前が特に危険!コンピューターモデルでリスク予測に成功 2018.07.05 丸山恵 / サイエンスライター 連日ニュースで熱中症を耳にする季節になった。「暑さに慣れていないので注意しましょう」と報道されていたが、夏の盛りよりも、むしろ梅雨が明けて気温の高い日が続くようになったばかりの時期にこそ、自分の体が熱中症になりやすい状態になっていることにお気づきだろうか? 名古屋工業大学大学院の平田晃正(ひらた あきまさ)教授らが開発した人体のコンピューターモデルは、それをはっきり示してくれる。これまでに開発した熱中症のリスクを予測するコンピューターモデルに、「暑さに慣れているかどうか」という要素を加えたのだ。 熱が体から逃げていきにくくなる熱中症 熱中症は、高温多湿の環境に身体が適応できなくなって起こる障害の総称だ。蒸し暑いなかで運動や作業をして体温が上がる

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  • 台風の発達強度を精度よく予報するための新方式を気象庁が導入 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 台風の発達強度を精度よく予報するための新方式を気象庁が導入 2018.06.15 保坂直紀 / サイエンスポータル編集部 日に近づく台風は平均で毎年11.4個。そのうち2.7個が上陸する。気象衛星を始めとする観測技術の進歩で、台風の発生は、まだ日からはるか遠くに離れている時点で分かる。しかし、それが日に近づくのか、どれくらい強く発達するのかという将来の姿は、コンピューター・シミュレーションなどで予測するしかない。気象庁はいま、台風の発達強度をより正確に予測するため、新しい「台風強度予報ガイダンス」を作成して実際の台風予報に生かす準備を進めている。 シミュレーションだけでは正確な予報はできない 気象庁が発表している日々の天気予報の基礎になるのは、地球全体の大気の状態を計算する「数値予報モデル」だ。数値予報モデルは、現在の気温や風などのデータを出発点にして将来の大気の

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  • 採血せずに指に光を当て血糖値を測定 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    採血せずに指に光を当てるだけで簡単に血糖値を測定できる技術を開発したと、量子科学技術研究開発機構(QST)の研究グループが18日に発表した。糖尿病患者は自分の血糖値を調べるためには針を刺して採血しなければならかなったが、この技術が実用化できれば手軽に調べられる測定器が実現するという。 研究グループは、QST量子ビーム科学研究部門関西光科学研究所量子生命科学研究部レーザー医療応用研究グループ(京都府)の山川考一(やまかわ こういち)グループリーダーらがメンバー。同グループによると、国内の糖尿病患者は720万人(国際糖尿病連合報告)。患者は採血型の自己血糖値センサーなどを用いて1日数回血糖値を測定しなくてはならない。しかし、指などを針で刺す煩わしさや苦痛、精神的ストレスを伴うほか、感染症の危険もあった。これまでも採血なしで血糖値を測る技術の開発が行われてきたが、これまでの技術では糖以外の血中成

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  • 気候システム解明のカギを握る「磯の香り」成分の実計測に成功 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 気候システム解明のカギを握る「磯の香り」成分の実計測に成功 2017.09.07 橋裕美子 / サイエンスライター 地球の気候システムは、さまざまな要素や条件、時間スケールで時々刻々と変動している。その解明には、「カギ」となる物質の量を正確に把握し、気候システムモデルを精緻化していくことが求められる。2017年7月、大森裕子(おおもり ゆうこ)筑波大学生命環境系助教、谷浩志(たにもと ひろし)国立環境研究所地球環境研究センター地球大気化学研究室長と、岡山大学、北海道大学、東京大学の研究グループは、新たな実計測手法を確立し、そのカギとなり得る「硫化ジメチル(DMS)」の、海洋から大気への放出量の実計測に成功したと発表した。 雲をつくる「磯の香り」とは? 海水浴、潮干狩り、シュノーケリング、スキューバダイビング、磯遊び…。夏らしい遊びを求めて、今年も海へ遊びに行った人も

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  • 人工ホタルで作る立体ディスプレー | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    初夏を告げるホタルの舞は、なんとも幻想的で美しい。宮城県の蔵王の麓で見たヘイケボタルの乱舞。あちらこちらにほのかな光跡を残していた東京・多摩地区のヘイケボタル。富山県の川のほとりを飛んでいたゲンジボタルは、驚くほど強くはっきりした光を放っていた。 彼らはもちろん、ほかの昆虫と同様に羽という動力装置を持っているわけだし、体内のルシフェリンという物質を分解して光を出しているので、発光のための重い装置もいらない。小さくても、光りながら宙を移動できる。自然の妙だ。これを人工的に作るのは、とても難しい。たとえば電池を内蔵させようとすると、とたんに重くなって飛ばなくなる。それを世界で初めて作ったのが、東京大学修士課程学生の宇野祐輝(うの ゆうき)さんらの研究グループだ。大きさがわずか4ミリメートル、重さ60分の1グラムの人工ホタルを宙に浮かせることに成功したのだ。名付けて「ルシオラ」。ゲンジボタルの学

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  • 乳幼児に健やかな眠りを。保護者向けスマホアプリ「ねんねナビ」 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 乳幼児に健やかな眠りを。保護者向けスマホアプリ「ねんねナビ」 2017.12.25 丸山恵 / サイエンスライター 寝る子は育つ。日にはそんなことわざが昔からあるにもかかわらず、日の子どもの睡眠時間は世界に類を見ないほど短い。谷池 雅子(たにいけ まさこ)大阪大学教授らの研究グループは、特に脳の発達に重要とされる幼少期の眠りを向上させるために、幼児を持つ保護者に向けた睡眠教育のアプリケーション「ねんねナビ」を開発し、東大阪市の乳児健診に訪れた保護者への配布を試験的に開始した。アプリの詳細や開発の経緯、今後の展開を谷池先生にうかがった。 「ねんねナビ」はどんなアプリか? ねんねナビは、乳児期から幼児期(就学前)の子どもを持つ親を対象に開発されたスマートフォン/タブレット端末アプリだ。アプリを通してスモールステップ(小さな目標達成のため)のアドバイスを繰り返し行うことで

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  • ゴムが破裂する「速度ジャンプ」のメカニズムを独自の手法で解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ ゴムが破裂する「速度ジャンプ」のメカニズムを独自の手法で解明 2017.11.16 橋裕美子 / サイエンスライター お茶の水女子大学の作道直幸(さくみち なおゆき)特任助教と奥村剛(おくむら こう)教授の研究グループは、60年以上も謎に包まれていた「速度ジャンプ」という現象の発生メカニズムを解明したと、2017年8月発表した。この成果を活用すれば、破裂しづらいゴムや、金属に代わる強度をもつプラスチックといった新素材の開発にも期待が持てるという。 複雑な現象を単純な格子モデルで捉える 大きく膨らんだ風船に針を刺すと、大きな音を立てて一瞬で破裂する。これは「速度ジャンプ」という現象が発生した結果だ。速度ジャンプとは、ゴムに生じた亀裂の進む速度が、秒速1ミリメートル未満の低速から、秒速1メートル以上の高速へと急激に変わる現象をいう(図1-e)。“膨らませた風船に貼ったセロ

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  • 2種類のセンサ内蔵ウェアで腰の負担を可視化して軽減 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 2種類のセンサ内蔵ウェアで腰の負担を可視化して軽減 2017.08.21 丸山恵 / サイエンスライター 腰痛持ちの人のために、 腰のどこにどのくらいの負担がかかっているかを常に把握できたら、症状の悪化を防ぐことができるのではないか。これを可能にするセンサを内蔵した「センシングウェア※1」を、昨年、北海道大学大学院情報科学研究科 田中 孝之(たなか たかゆき)准教授らの研究チームと株式会社ニコンが発表し、さらに2017年6月には、それにアシスト機能を加えた「アシストウェア※2」の開発にも成功した。センシングウェアは、コルセットのように腰に巻きつけるだけで腰への負担を測り作業リスクを知らせてくれる。またアシストウェアは、腰への負担をあらかじめ予測して適切に補助してくれる。両ウェアの最大の特徴はセンシング技術にあり、この技術で計測したデータをビッグデータに蓄積して解析し、腰

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