過去10年において、東京のショッピングビル渋谷109はゆっくりと日本女性文化の最中心としての地位を取り返してきた。だが、近年の再生においては渋谷109は大都会感覚を吸収するためのお上りさんセットというよりはむしろ、首都の真ん中で地方のヤンキー少女達が自分たちの文化を祝うための主要なクラブハウス化してきた。さらに、一般的に典型的な109ガールというのは、どんな時も異国情緒のものより、究極の日本的カルチャーに執着してきたのである。 だからこそ、2010年11月末に渋谷109を飾っていたギャルスタイルのバイブルである雑誌『ポップティーン』の巨大ポスターが降ろされ、かわりに韓国のガールポップグループである少女時代のクリスマスをテーマにしたイルミネーションに照らされた広告に差し代えられたときの奇妙さときたら。。。過去3ヶ月間におけるこの音楽グループの爆発的な人気上昇ぶりは日本と韓国の両方で全国ニュー