北海道は28日、江差町で繁殖のために押し寄せた大量のニシンで海が白く濁る「 群来 ( くき ) 」が確認されたと発表した。 かつてはニシン漁でにぎわった同町だが、その後は衰退していた。群来が確認されたのは約100年ぶりという。 道によると、26日午前、江差港の南にある「えびす浜」付近の海が白濁しているのを漁業者が発見。28日には付近の海底で、海藻に産み付けられたニシンの卵が見つかったという。 江差町によると、町内でのニシンの豊漁は1913年(大正2年)が最後という。檜山地方では2009年からニシンの稚魚の放流を行っており、同町は「放流の成果が表れているのではないか」と話している。
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