熊本の製薬会社が国が承認した内容とは異なる方法で血液製剤を製造していた問題で、製薬会社「化血研」の宮本誠二理事長は2日夜、厚生労働省で記者会見し、「患者をはじめ、医療現場を混乱させてしまい、申し訳ない。第三者委員会の調査で明らかになった事実関係と今後の改善の提言を真摯(しんし)に受け止めて、失った信頼の回復に一から出直す覚悟で臨みたい」と述べました。 そのうえで「国の承認どおりに製造していないことは私も気づいていたが、見てみないふりをしてきた。この責任は大きく、理事長である自分をはじめ、全理事が辞職や降格したうえで、外部から人を招き、新しい体制で再発防止に全力で取り組んでいきたい」と話しました。