役割分担ではなく協働作業という考え方 プログラミング、コーディングというと、ともすると優秀なスーパーエンジニアが一人で設計、コーディング、デバッグまで進めるという、属人的な作業というイメージがある。大規模プロジェクトでも、プログラマーやエンジニアにはモジュールごとの開発を担当することが多い。それをグループの協働作業でひとつのプログラムを完成させるというのだが、果たしてうまくいくのだろうか。 実は、クリエイティブの場でもこのような協働作業を取り入れる動きがある。ハリウッド映画だ。映画のストーリーや脚本を決めるのに、脚本家や監督、企画系のスタッフらが集まりミーティングをしながら展開を決定していくスタイルが一部で広がっている。クリエイティブと相反するような取り組みだが、読めない展開、多様な登場人物とそれぞれが持つ設定が重層的にからみあうストーリーが可能になる。 映画におけるこの協働作業が、必ずう
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