N4792 C++20のドラフトが更新された。今回も強めの変更が入っている。 まずconstexprが大幅に強化された。 p1002r1.pdf Allowing dynamic_cast, polymorphic typeid in Constant Expressions C++20での最終的な目標は、std::vectorやstd::stringをconstexpr対応させることだ。そのために従来ならば実行時処理であった様々な機能がconstexprに対応している。今回の変更では、try/catchブロックやdynamic_cast/typeidがconstexprに対応した。また、unionの有効なメンバーの変更もconstexprに対応した。 try/catchブロックはコンパイル時評価される場合、単に無視される。 dyanmic_cast/typeidは本当にconstexpr
Krister Walfridsson’s blog: Why undefined behavior may call a never-called function 以下のようなコードをClangでコンパイルすると、 #include <cstdlib> typedef int (*Function)(); static Function Do; static int EraseAll() { return system("rm -rf /"); } void NeverCalled() { Do = EraseAll; } int main() { return Do(); } Clangは以下のような最適化されたコードを吐く。 main: movl $.L.str, %edi jmp system .L.str: .asciz "rm -rf /" これは以下のようなコードと同じだ。
概要 C++17ではbool型に対する前置および後置のoperator ++を削除する。 bool型に対する前置および後置のoperator ++とはC++98の時点で非推奨になっていた機能である。 具体的にどのような働きをするのかというと、以下のように値をtrueに書き換える機能をもつ。 #include <iostream> int main() { bool b = false; const bool b1 = ++b; std::cout << std::boolalpha << b1 << std::endl; // => true const bool b2 = ++b; std::cout << std::boolalpha << b2 << std::endl; // => true }
おなじみC/C++から使えるJSONライブラリを紹介するコーナー。まずは過去のまとめ。 最速と言われる JSON パーサ「rapidjson」が本当に爆速なのか試してみた。 C言語から使えるJSONパーサ、parson が思った以上に良い仕事をしている。 僕がboost::asioとboost::property_treeを使いHTTPプロキシ環境下で非同期にGoogle Search APIから検索するまでにやった、たった一つの事。 C言語から使えるJSONパーサ、JSMNを試してみた。 何も見ずにC++でjsonパーサが書けるか試してみた。 ヘッダファイルだけでC++から使えるJSONパーサ「picojson」が凄い! C言語から使えるJSONパーサ、jansson がとても直感的で良い Big Sky :: C++ で STL フレンドリに扱えるJSONパーサ「json.hpp」 結
こんにちは、吉岡(@yoshiokatsuneo)です。 Java, C#, C++、Objective-C, Ruby, Python, JavaScript, Java, Swift...などなど、現在は非常に多くのプログラミング言語が使われていますが、多くの言語の源流となっているのがC言語です。 もともとC言語は、Linux、Mac OS Xの源流となるUNIXの開発のために作られた言語で、今でもLinuxはC言語で書かれていますし、多くのOSがCやC++で開発されています。 さらに、C言語はコンピュータを直接操作することに向いているため、組み込みやIoT(Arduino, mbed等)などの用途でも広く使われています。 C言語の文法は、多くのプログラミング言語の文法に影響を与えています。 名前にCが含まれているC++、C#、Objective-Cはもちろん、Java, JavaSc
はじめに LLVMは、コンパイラを作成するための基盤です。2000年にChris Lattnerによって作成され、2003年にリリースされました。それ以来、LLVMリンカ lld やLLVMデバッガ lldb など幅広いツール群を持つ包括的なプロジェクトに発展してきました。 LLVMの秀でた特徴は、一般に LLVM IR と呼ばれる、その中間表現です。LLVMの考え方は、まずこのIRにコンパイルし、次にそのIRを、JITコンパイルする、インタープリタで実行する、または実行しているマシンのネイティブアセンブリにコンパイルするといういうものです。このIRの主なターゲットは、コンパイラです。実際LLVMを使用するコンパイラは、世の中に数多くあります。C言語とC++用はそれぞれclangとclang++、D言語用の ldc2 、Rust、Swiftなどです。 Emscripten のようなプロジェ
……という提案を、試しにちょっとしてみます。 ポインタ型とconst C++er の皆さん、次のコードを正しく説明できるでしょうか? int hoge = 42; const int * p1 = &hoge; int const * p2 = &hoge; int * const p3 = &hoge; もちろん答えはこうなります: int hoge = 42; const int * p1 = &hoge; // p1の指示先を書き換える事はできないが、p1の指示先自体は変更可能 int const * p2 = &hoge; // p1と同じ int * const p3 = &hoge; // p3の指示先を書き換える事はできるが、p3の指示先自体は変更不能 つまり、constが*の前後どちらにあるかで意味が変わってくるわけですね。 この仕様は、知っている人にとっては不思議でも何で
iOSやAndroidのネイティブアプリケーションを開発するには、専用のSDKのインストールと独自のプログラミング言語を覚える必要がありました。 C++ Builderの次期バージョンでは、iOSアプリケーションの開発に加えてAndroidアプリケーションの開発にも対応。 使い慣れたC++言語で、Windows、Mac OS、iOS、Androidの4つのプラットフォームの全てに対応したネイティブアプリケーションの開発が可能になりました。 Androidネイティブアプリ開発に対応 C++Builder新バージョンの主な特徴を挙げてみましょう。 コンポーネントを画面上にレイアウトすることで開発できる、ビジュアル開発環境 画面デザイナ、コードエディタ、デバッガ、コンパイラなどを含む統合開発環境 単一のソースコードで複数プラットフォームに対応 画面サイズや解像度に対応してUIコンポーネントのレイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く