テスラが変えるか 蓄電池の世界 5月11日 16時10分 アメリカの電気自動車メーカー、テスラモーターズは先月30日、家庭用の蓄電池を発売すると発表しました。電気自動車用の高性能な電池を転用することで価格を安く抑えたことが特徴で、来年には日本でも発売する計画です。なぜ今蓄電池なのか、テスラの参入で市場はどう変わるのか。イーロン・マスクCEO=最高経営責任者にインタビューした、アメリカ総局の渡部圭司記者と経済部で電機メーカーを担当する小林浩記者が解説します。 これまでと全く違う テスラモーターズが発表した蓄電池は、これまでのどの製品とも違うものでした。大きさは縦1メートル30センチ、横86センチで、厚さは18センチ。従来のメーカーの製品は長方形の箱型で床に設置しますが、テスラの蓄電池は平べったい亀の甲羅を思わせるような形で、壁やガレージに取りつけて使用します。 白や黒のほか赤や青など車のボデ