既存のWebサービス同士を組み合わせることで、新たなサービスを作り上げるマッシュアップは、APIのオープン化の流れを背景に浸透してきた。しかし、さまざまなサービスのAPIを扱うには知識的なハードルがあり、誰もが簡単にマッシュアップアプリを作れるわけではない。社内のデータベースなど、ウェブ上に公開できないデータと組み合わせたアプリケーションとなるとなおさらだ。そうしたアプリケーションが必要であれば、専用のシステムを構築するなど、大がかりな投資が必要とされる。 しかし、短期間のプロジェクトや、特定の部署しか使わないニッチなアプリケーションには、専用のシステムを導入する予算が下りることは滅多にない。そんなときに、もっと手軽に社内で簡単なマッシュアップアプリを作れれば、低コストで仕事の効率化が図れる。そんなニーズに応えるべく開発されたのが、Web2.0を使ったミドルウェア「IBM Mashup C