以前に本欄で「その製品の着想にシビれた2009年の春」というコラムを執筆した。今回はその続編である。2009年上半期を通じて,記者が思わず感心してしまった製品を3つ紹介したい。 今回取り上げる製品は,シンプルな分かりやすさという点では前回に及ばない気がする。しかし,発想のスゴさでは引けを取らないと記者は考えている。 負荷分散装置と仮想化ソフト,組み合わせの妙 異なる製品の組み合わせで記者がスゴイと感じたのは,米Coyote Point Systemsの負荷分散装置「Equalizer」である(関連記事1,関連記事2)。負荷分散装置によってアクセス負荷を割り振る先のサーバー機の台数を,動的に増減できるのが特徴だ。 負荷分散装置は一般に,あらかじめ決まった台数のサーバー機の総体(サーバー・ファーム)に対して,均等にアクセス負荷を割り振る。どのサーバー機に負荷を割り振るかをその都度決定するアルゴ
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