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2007年1月27日のブックマーク (7件)

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  • 人口分布とその増減 - スウェーデンの今

    2006年スウェーデン統計年鑑が出版された。経済や社会などを様々な側面から数値的に捉えた大きな統計資料だ。“2006年”といいつつも出版作業が実際に行われたのが2006年なので、各項目で使われている統計は最新のものでも2005年のようだ。 その中の一項目である「人口」を見てみると、広大な国土を持つスウェーデンの人口分布が概観できる。出生と移入民のおかげで人口は着実に成長し、現在910万人。しかし、その分布はかなり不均等だ。世界の貧困問題を「南北問題」と呼んだりするが、スウェーデンの人口分布・過疎問題も同様に「南北問題」と言っても過言ではないかもしれない。ただし、この場合、調子がいいのは「南」であり、困窮しているのは「北」であるが。 下の地図は、2005年における人口の変動を市(コミューン)ごとに表したもの。青が濃いほど人口上昇率が高く、逆に赤が濃いほど人口の減少が激しい所だ。まさに「赤い北

    人口分布とその増減 - スウェーデンの今
  • 効果を失った積極的労働市場政策 - スウェーデンの今

    スウェーデンの労働市場政策で世界的に注目されてきたのは、積極的労働市場政策と呼ばれる政策だ。これは失業者に一方的に失業給付を行う消極的政策とは対照的であり、失業者に対して失業給付を与える代わりに彼らに積極的に職探しをさせたり、斜陽産業から溢れた失業者に新たな職業訓練を行うことで、別の産業で職を得ることが可能になるようにしたり、長期失業者を雇う企業に補助金を提供したり、民間の職場にインターシップのような場を設けてもらい、そこで失業者に働いてもらったり(その後、そこで正規に雇用してもらったり、それが無理でもその際に培った経験やネットワークを通じて職探しを容易にする)するのである。 しかし、これらの政策は経済が急速に成長し、慢性的な労働者不足が一部の産業で起きていた80年代終わりあたりまではうまく機能したものの、経済や労働市場が停滞し、就業者数が急速に低下した90年代以降はあまり効果を見せなくな

    効果を失った積極的労働市場政策 - スウェーデンの今
  • 小宮隆太郎の60年代後半スウェーデン経済論

    若き小宮氏がヨーロッパの経済調査でスウェーデン、西ドイツなどを訪問したときの感想をまとめた『ヨーロッパ経済の旅』(1968、中公新書)より、スウェーデン経済に関する評価を以下に抜粋。なお小宮氏の現在流布している「小さな政府」論や「市場主義」への違和感や批判が関連すると思われるが、これについては旧ブログのエントリー参照http://reflation.bblog.jp/entry/200665/のこと ヨーロッパ経済の旅―国際化時代の経済と経営 (1968年) (中公新書) 作者:小宮 隆太郎中央公論社Amazon 「スウェーデンでは1930年代から社会民主党政府のもとで、いち早くケインズ的な財政金融政策や近代的な社会保障制度が採用された。…今日、スウェーデンの所得水準がアメリカを除いて世界最高であるのも、賢明な財政金融政策によって一九三〇年代の大不況の影響が先進国中もっとも軽くてすんだこと

    小宮隆太郎の60年代後半スウェーデン経済論
  • 医療崩壊への道 - Fukuma's Daily Record

  • 壊れる前に…: イラクの野鳥図鑑

  • PS3路線の問題(20070129)

    PS3路線の問題… だいぶ昔のことだが、PS3の生産は、当初月100万台とし、市場が立ち上がったら、それに合わせて600万台増産へ、との話を読んだ覚えがある。半年位で膨大な数の機器を販売しようとするのだから、とんでもなくダイナミックなビジネスである。変動リスクも高い。 ところで、先に上市しているにもかかわらず、競合のXbox 360は、高精度ディスプレーが普及していない日市場ではさっぱり浸透していない。一方、Wiiはちょっと毛色が違う。 従って、PS3の普及シナリオが成り立つかは、ひとえに米欧市場で急速な立ち上げができるかで決まるのではなかろうか。 従って、もし、玉が足りない場合の、米、欧、日の出荷台数比は、それこそ4:2:1でもよいのではないか。 ところが、現実には、全く違う方向に進んでいる。欧州発売を大幅に遅らせたのだ。(1)そして、米国より、日市場を要視したようである。 その結果