<相模原事件が私たちに突きつけた現実。私たちは現実を見なければならない。だが、現実に押しつぶされてはいけない。> ■相模原障害者施設殺傷事件(津久井やまゆり園障害者殺傷事件)19人の命が奪われてから3年がたった。これは、通り魔事件のような「誰でもいいから殺したかった」といった無差別殺人ではなかった。 2016年7月26日。相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」が襲われた。逮捕された男は、重度の障害者を狙って犯行に及んでいる。 彼は語る。「障害者は不幸を生むだけ」だと(「意思疎通のできない重度の障害者は不幸をもたらすだけで死んだほうが良い」)。しかも彼は障害者のことを知らないわけではない。彼自身が、この施設の職員だったのだ。 凶悪犯罪者は、人々から憎まれる。だが同時に、時としてアンチヒーローとして讃えられることもある。「俺はそんなんことはしないが気持ちはわかる」と語る人もいる。 しかし今回は
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