沖縄県における新型コロナの流行は、直近1週間の人口10万人あたり感染者数が300人を超えました。全国で最悪レベルの流行が続いています。 当然ながら、離島県の医療には限界があります。いま、病院から在宅医療まで、投入できる資源を総動員していますが、もはや持ちこたえられそうもありません。そして、よく医療崩壊が語られますが、介護崩壊の危機も迫っています。 先週から、ある有料老人ホームへの医療支援に入っています。この施設では、これまでに25人の入所者のうち18人が感染しています。4人は救急搬送できましたが、あとの14人はどうしても入院先が見つかりません。なるべく毎日訪問しながら、入所者の診療をさせていただいています。 以下、施設が特定されないよう、具体的な記載は避けます。ただし、感染者数や病態については、沖縄の現実が伝わるよう事実のままに紹介します。 この施設に入った初日・・・、すでに3人の呼吸状態
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