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ブックマーク / resou.osaka-u.ac.jp (5)

  • 3Dプリントで和牛の“サシ”まで再現可能に!

    和牛肉の組織構造を設計図に、3Dプリントで筋・脂肪・血管の線維組織ファイバーを作製して束ねることで、複雑な和牛肉の構造をテーラーメイドで作製できる技術を開発しました。これまで報告されている培養肉のほとんどは筋線維のみで構成されるミンチ様の肉であり、肉の複雑な組織構造を再現することは困難でした。研究では、筋・脂肪・血管という異なる線維組織を3Dプリントで作製し、それを金太郎飴のように統合する「3Dプリント金太郎飴技術」を開発しました。これにより、肉の複雑な組織構造をテーラーメイドで構築できるようになりました。今後技術の改善により、和牛の美しい“サシ”などさらに複雑な肉の構造の再現や、脂肪や筋成分量の制御による微妙な味・感の調節も可能になります。また、3Dプリント以外の筋・脂肪・血管細胞の培養プロセスも含めた自動装置を開発できれば、場所を問わずどこでも培養肉の作製が可能となり、SDGsへの

    3Dプリントで和牛の“サシ”まで再現可能に!
    smicho
    smicho 2021/08/28
  • 世界最強メガテスラ磁場生成の新原理を発見

    大阪大学レーザー科学研究所の村上匡且教授率いる日米欧の国際共同研究チームは、ミクロンサイズの中空円筒体に強力な超短パルスレーザーを照射することにより、現在地上で生成可能な磁場強度(キロテスラ )のさらに千倍強力なメガテスラ の極超高磁場を生成させる新たな物理機構を世界で初めて発見し、スーパーコンピューターを使った数値実験での原理実証に成功しました。 従来の高強磁場発生の手法とは全く異なる原理に基づく今回の発見により、極超高磁場下の量子物性研究や、新たな粒子加速方式の開発、更には超コンパクト核融合閉じ込め装置など多岐に渡る基礎・応用研究へと発展することが期待されます。 磁場は現代物理学における最も基的な概念の一つであると同時に、常に科学技術の最先端を切り開いてきた物理要素でもあります。身近な例で磁場強度を比較すると、地磁気は0.3〜0.5ガウス、磁気ネックレスは0.1テスラ(=1千ガウス)

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    smicho
    smicho 2020/10/09
  • HPVワクチンの積極的勧奨再開後の課題と対応策を提言

    大阪大学大学院医学系研究科の上田豊講師(産科学婦人科学)らの研究グループは、今後HPV(Humanpapillomavirus:ヒトパピローマウイルス)ワクチンの積極的勧奨 が再開された場合に直面する課題への対応策を提言としてまとめ、発表しました。 2013年6月以降、HPVワクチンは厚生労働省(以下、厚労省)による積極的勧奨の一時差し控えによって停止状態です (図1) 。これにより、接種を見送った女子の将来のHPV感染リスクが高くなること、それに伴い子宮頸がん発症のリスクが高くなることが、上田講師らの研究グル-プの過去の研究結果から示されています。HPV感染リスクと子宮頸がん発症リスクを減らすためにはHPVワクチンの接種が重要ですが、厚労省によるHPVワクチンの積極的勧奨が再開された場合に起こりうる課題とその対応策について報告した例は、これまでありませんでした。 そこで研究グループは、

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    smicho
    smicho 2019/08/04
  • 3次元時空の量子重力理論の厳密計算に成功

    ・宇宙の成り立ちを理解するための鍵となる理論:3次元量子重力理論の厳密計算に世界で初めて成功 ・従来の近似手法では厳密な計算は困難があったが、近似を一切用いずに、新たな手法での厳密計算を完了 ・宇宙のはじまり、ブラックホールの解明に必要な量子重力理論の理解を切り開く一つのステップとなる成果 飯塚則裕(大阪大学大学院理学研究科助教)は、田中章詞(研究開始時大阪大学大学院生、現在は理化学研究所基礎特別研究員)、寺嶋靖治(京都大学基礎物理学研究所助教)との共同研究により、宇宙定数が負の場合、3次元(空間2、時間1次元)の量子重力理論(現代物理学の2大柱:量子力学とアインシュタインの一般相対性理論 を統一した理論)の厳密な計算をある等価性の下で行うことに世界で初めて成功しました。 量子力学は、電子のような小さな粒子が運動する経路を計算する方法です。量子力学の基原理である「経路積分」は、従来の方法

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    smicho
    smicho 2015/11/15
  • ナノ構造化でシリコンの熱電変換効率を三倍以上向上させることに成功 — リソウ

    ・ナノ構造化により、シリコンの熱電変換効率が三倍以上向上 ・熱電発電技術の実用化によって、工場やごみ焼却施設からの排熱を利用した直接発電システムや、自動車の燃費向上のための排熱回生システム等への応用に期待 大阪大学大学院工学研究科の黒崎健准教授、エクバル・ユスフ特任研究員、山中伸介教授のグループは、九州工業大学・大阪府立大学と共同で、シリコンをナノ構造化することで、シリコンの持つ熱電変換効率(※1) を三倍以上向上させることに成功しました。これにより、様々な場所に多量に存在する排熱を回収し高品位な電気エネルギーとして再利用する熱電発電技術の実用化が期待できます。研究成果は、2014年10月14日付で英国王立化学会が発行するNanoscale誌(オンライン版)に掲載されました。 既存熱電変換材料はテルルや鉛といった有毒で希少な元素から構成されており(※2) 、このことが、熱電発電の実用化の

    ナノ構造化でシリコンの熱電変換効率を三倍以上向上させることに成功 — リソウ
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