タイトルに問題があります。ひねりすぎてしまったというか。 『アイデアの99%』 本書のタイトルの意味は「アイデアの99%は、すぐに死んでしまう」という意味なのです。 そして本書の内容はといえば「少しでも生きながらえられるたった1%のアイデアを、守り、プロジェクトとして育てる、実用的な方法を説いたもの」なのです。 つまり本書は、アイデアをプロジェクトにして、ゴール達成に導くための実用書、それもタスク管理の本なのです。 それを「アイデアの99%」と言われても、意味がわかりにくいでしょう。でもそうなってしまっているわけです。 アイデア発想の本ではない 本書にははっきり書いてあります。アイデア発想のための本ではない。アイデア発想術は必要ないと言っているのです。 アイデアは発想できる。少なくとも発想できる人には、できる。本書はそう言いたげです。ただ、アイデアを実現しようとして何らかの行動を起こす人は