「日露戦争時、連合艦隊が当時無敵と言われたバルチック艦隊を撃破した「T字戦法」というものがあります。敵前で大きく船首の向きを帰る、当時としては常識はずれの戦法ですが、他のさまざまな要因もあり、連合艦隊が勝利しました」 いきなりミリタリーな歴史の話です。 これ何かというと『アスキークラウド』12月号「「没頭」ビジネスの正体 ゲームの魔力で顧客を夢中に」特集における、『艦隊これくしょん(以下艦これ)』プロデューサー田中謙介のビジネス論。 いきなり海戦に例えるあたりが、らしい。彼は続けて語ります。 T字戦は確かに常識はずれで、強かった。 しかし続く太平洋戦争でも同じことをしようとして、完膚なきまでに負けた。 「艦これ」はある意味、T字戦法だった。 スマホアプリの時代に、あえてブラウザゲーを作る、常識はずれだった。 次は、艦これや、艦これのドクトリンを模倣したものが、まったく新しい何かで撃破される