内容はよくまとまっていた。確かにそこは悩むよね、という点がいくつもカバーされていて、かつ既存の API をリサーチしたまとめを元にベターな選択肢が述べられていて納得感がある。 API の設計や実装に慣れている人でも、迷ったときのリファレンスとして利用できると思う。薄い本なので全体的に言及が浅い印象があるけど、随所でより深い議論へのポインタがあるのもよい(海外ブログの URL とか) セキュリティの話題を扱う第6章だけ異彩を放っている感じがした。一読する価値はあるけど、バージョニングの話とかレスポンスデータ構造の話とかと比べるとだいぶ毛色が違っていて、この章の一部だけ妙に収まりが悪く感じた。 校正が杜撰だった。あまりにひどくて読みながら誤変換とかミスっぽい部分をメモしたら21箇所もあった。それ以外にも日本語の文章としてなんか変、みたいなのもあった。今まで読んだ本のなかで最低レベルのミスの多さ