「Android端末がこの勢いのまま増えていけば、そこに搭載されるNFC(近距離無線通信)も爆発的に普及する。そして、きっと新しい経済圏ができあがるはずだ」――。こう持論を展開するのは、ブリリアントサービス代表取締役の杉本礼彦氏。Androidコミュニティ「日本Androidの会」の関西支部長でもある。 NFCは近距離(数十センチメートル)で無線通信するための国際規格で、電子マネー決済などで使われるもの。スマートフォンではAndroid 2.3から正式サポートし、今後発売する新機種で順次搭載されるとみられている。そのため、スマートフォンの普及に伴って、NFCを軸にした電子マネー市場の動きが活発になっているというわけだ。 日本市場では、FeliCaが一足早く浸透している。SuicaやPASMOといった電子マネー用カードだけではなく、FeliCa搭載の携帯電話(おサイフケータイ)なども合わせる