タグ

2009年6月1日のブックマーク (3件)

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    なぜ自分が自分の形を留めていられるかというと、自分を知る誰かがいるから。 誰も自分を知らない場所へ旅するのもいい。そもそも誰一人いない場所を旅するのもいい。だが、いつかは放浪をやめてこの世界のどこかに落ち着かなければならない。さもないと人という存在と疎遠になり最後には自分自身にとってさえ他人になってしまう。 誰かを撮った写真は、近しい人間の心のなかでしか価値を持たないのと同じように、人の心も別の人間の心の中でしか価値を持たず、その人の思い出は、思い出したときにのみ存在するだけであって、思い出す人がいなくなれば、消え去るほかない。 人生は思い出だ、そして思い出が消えれば無になる。だから人は思い出を物語ろうとする―――コーマック・マッカーシーの『越境』を読んでいる間、そんな声が通底音のようにずっと響いていた。 マッカーシーの代表作ともいえる国境三部作(ボーダー・トリロジー)の第二作がこれだ。第

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
    sneaking
    sneaking 2009/06/01
    借金の底なし沼で知ったお金の味
  • 残酷な妖女のテーゼ「ファム・ファタル」

    女は美しい、女は恐ろしい。 両者は固く結びついていることが分かる。女は美しいから恐ろしいのであり、恐ろしいから美しいのだ。恥も外聞もなく色を貪る吸精鬼、嫉妬の炎を宿した魔女、切断された男の首を抱えてイキ顔の淑女――ファム・ファタルとは、美しく、恐ろしい彼女たちを指す。 書はファム・ファタルのイメージを、「残酷」「神秘」「淫蕩」「魅惑」という4つのテーマに分類し、妖婦たちの諸相を名画や彫刻で紹介する。オールカラーで図版豊富なのが嬉しい。官能的な肉体に心を奪われると同時に、おぞましい姿にゾっとさせられる。あるいは、女の犠牲となった男の哀れな姿に同情する。エロチカル・アートは見るものの欲情をかき立て、記憶の奥に刷り込まれようとする。 残酷 サロメ/メディア/スフィンクス/メドゥーサ/ユーディット 神秘 イヴ/モナリザ/キルケ/パンドラ/セイレン/ロクセラーナ/クレオパトラ/ジョセフィーヌ/ロリ

    残酷な妖女のテーゼ「ファム・ファタル」
    sneaking
    sneaking 2009/06/01
  • asahi.com(朝日新聞社):女性の腕つかみ線路に飛び降り 大学生、殺人未遂の疑い - 社会

    駅のホームで見知らぬ女性の腕をつかみ、発車間際の列車の前に一緒に飛び降りたとして、警視庁は5月31日、東京都杉並区浜田山4丁目、私立大学3年川満康成容疑者(20)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕したと発表した。  高井戸署によると、川満容疑者は31日午前9時25分ごろ、同区永福2丁目の京王井の頭線永福町駅のホームで、区内の無職の女性(59)の背後から左腕をつかみ、普通列車の先頭から数メートル先の線路上に一緒に飛び降りた疑いがある。女性は腰の骨が折れる約2カ月の重傷を負い、川満容疑者も足を打撲した。落ちたのはドアが閉まった後で、気付いた運転士が発車を見合わせた。  同署によると、川満容疑者は同日午前4時ごろまで渋谷で友人と酒を飲んでいたという。調べに「よく覚えていない」と話しているという。

    sneaking
    sneaking 2009/06/01