「少年ジャンプ」との確執も、全部書いた…ゆでたまご著「生たまご」 サインには必ずキン肉マンを入れる、ゆでたまご・嶋田隆司さん 漫画のヒーロー、キン肉マンが誕生して今年で30周年。2人で1人の作者、ゆでたまごさん(シナリオ担当・嶋田隆司、漫画担当・中井義則、ともに48)が、初の自伝「生たまご ゆでたまごのキン肉マン青春録」(エンターブレイン、1680円)を出版した。友情秘話や、「週刊少年ジャンプ」への愛憎、屈辱のスランプ時代が赤裸々につづられ、漫画家志望者にとっては参考書にもなるキン肉本だ。 「ゆでたまごは、ミステリアスな部分を残さないといけないんで、あまり露出したくなかったんですよ」と、ゆでたまご嶋田さんが取材に応じ、苦笑した。そう言いながらも思い切った400ページの激白。2人によるリレー執筆で、微妙に食い違う部分もあるが、あえて修正なしで展開しているのが新鮮だ。 「やるからには、タブーな