再び月面有人着陸を目指すアルテミス計画の進展とともに、新たな宇宙服の開発が進んでいる。4月には米宇宙ベンチャー、アクシオムスペースが新たな宇宙服開発メーカーとしてNASAから選定され、プロトタイプ宇宙服が公開された。 宇宙服、特に着る宇宙船ともいわれる船外活動ユニット(EMU)は宇宙開発の象徴的な存在だ。50年前のアポロ計画時には、アイコニックな白いEMUを着用して月面に足跡を残した宇宙飛行士の写真が多く残されている。象徴であるだけに、そこには神話がつきまとう。 アポロ17号で月面を探査するハリソン・シュミット宇宙飛行士。撮影はコマンダーのジーン・サーナン宇宙飛行士。(C)NASA アポロ計画当時の宇宙服開発を巡って、さまざまなエピソードが語られている。2つ目立つものを挙げてみよう。 アポロEMUのスーツは熟練の「お針子さん」がすべて手で縫い上げた。高度な手仕事で作られたその技術はお針子の
![お針子とNASA ――アポロ宇宙服開発の神話――(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0fa78c4af8e85643fc60c08ab187cf9a9f0d3211/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fakiyamaayano%2F00349237%2Ftitle-1683867452459.jpeg%3Fexp%3D10800)