今月リリースされたJava EE 7プラットフォームには,VMwareのSpring Batchプロジェクトから多くを受け継いだ,バッチ処理プログラミングのモデル仕様が含まれている。そのSpring Batch自体も同じく今月,設定のスリム化とデータアクセスの合理化を達成した注目のリリースによって,多くの関心を集めている。 JSR-352としても知られるBatch Application for the Java Platformは,アプリケーション開発者に対して,堅牢なバッチ処理システムの開発モデルを提供する。プログラムモデルの中心となるのは,Spring Batchから借用した開発パターンだ。Reader-Processor-Writerパターンと名付けられたこのパターンでは開発者に対して,Chunk指向の処理標準の採用を推奨している。 Reader-Processor-Writer