私の思うスピリチュアルや宗教の怖いところのひとつが、「性暴力に利用されやすい」という点です。過去にはドイツのカトリック聖職者1670人が3677人もの未成年者に何らかの性的暴行を加えていたというニュースがあり、つい最近では聖路加国際病院で「スピリチュアルケア」担当の病院専任聖職者が、女性患者に性的マッサージを強要するといった事件がありましたね。 ▼聖路加国際病院で男性牧師から性被害、元患者の女性が提訴 「聖職者に対する信頼を逆手に取った」(弁護士ドットコムニュース) 「除霊」や「ヒーリング」と称したレイプ事件も、巷では星の数でしょう。Netflixで配信中の健康産業の闇を追うドキュメンタリー『ウェルネス/アンウェルネス -その真偽を問う-』第2話「タントラ」でも、スピリチュアルと性暴力に関するエピソードが登場していました。 タントラとは西暦500年ころの古代インドで発生した修業のひとつです