岐阜県笠松町の笠松競馬で7日、競走馬が出走中に走路整備車2台が誤ってコースに進入し、レースが不成立になったことが分かった。勝馬投票券約786万円分はすべて払い戻される。 同競馬を運営する県地方競馬組合によると、不成立となったのは3レースの若竹特別(ダート1800メートル)。競走馬5頭がゴール前の直線にさしかかった際、2台の走路整備車が相次いでコースに入った。競走馬は整備車を避けたため馬や騎手にけがはなく、観客にも混乱はなかった。 通常、コース整備は各レース終了後に行うが、委託業者が800メートルのレースと勘違いして整備車をコースに入れてしまったという。