ブックマーク / www.keystoneforest.net (68)

  • 水すまし水面に映る空に立つ ~7月俳句tweetより~ - 森の奥へ

    台風7号が近畿地方を直撃、東海・西日各地に大きな被害を与えています。わたしの住む神戸は今日15日の午後くらいから風雨はやや治まってきたように感じます。ですが、我が家は六甲山中にありますので、長時間降り続く雨による土砂災害の危険も残り、まだ予断は許されない状況です。 わたしは手術後の自宅療養を経て、先週の月曜から出勤を再開しました。でもすぐにお盆休みが始まり、またゆっくりと体を休めています。パソコンのキーボードを打つ際に、左手親指の動きがまだ思うようになりませんが、手術痕の痛みはかなり和らいできています。手術の後は、先週3日ほど仕事しただけで、今日まで約4週間休みました。人生でこれだけ長く休んだのは初めてです。 これだけ時間があったのに、、、またまたブログ更新が滞っています。というよりブログ訪問をサボっています。当に申し訳ありません。せっかくパソコンに向かうなら、自分の記事を書くよりブロ

    水すまし水面に映る空に立つ ~7月俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2023/09/20
    山猫さん またご無沙汰しまして。ドラマを見られなくて残念なのですが、「秀吉の大返し怒涛梅雨あがる」秀吉の大返しに、この夏の天候の凄まじさの序章が重なるようでとても響いて参ります。お身体どうぞお大事に🌿
  • あの人が来るまでそこで虹のままで ~6月俳句tweetより~ - 森の奥へ

    すでに7月になっています。前回の投稿が4月1日でしたので、3カ月経ってしまっています。サボってばかりで申し訳ありません。 この間、体調を崩したとか、仕事が忙しくなったとか首になったとか、日常に大きな変化があったわけではありません。以前と変わらずそこそこ仕事をして、そこそこアルコールを摂取する日々を送っています。ただただブログ更新をサボっていただけです。 ブログは書いていませんでしたが、俳句Tweetは以前同様に継続しています。ここ数カ月はブログを書くより俳句を考える方が楽しかった、というか、俳句を考えるだけで精一杯だったというところでしょうか、、、 それと、4月から始めたことがあります。オンラインの俳句講座と句会に参加することにしました。そこでの様子をどの程度書いていいのか分かりませんが、機会があれば可能な範囲で触れたいとも思っています。 数日前、snow36(id:snow36)さんから

    あの人が来るまでそこで虹のままで ~6月俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2023/07/25
    また遅くなりまして。麦星というのですね。こちらでも麦畑が美しい色になる頃に見かけた輝く星がそうだったかもと思い出しています。空の片隅、小さな青い星の止まぬ戦火。巡る思いが尽きません。
  • 凍つる空信号の赤明滅す ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回は1月9日から1月13日までのtweet句です。 2023年詠み始めの句は以前の記事に書きましたが、俳句tweet記事の方では、今回ようやく2023年が始まりました。 相変わらずのぼちぼち更新です。申し訳ありません。 気長にお付き合いくださいますようお願いします。 朝まだき寒風に向かふ貌のあり 厚着して上着を羽織り襟を立て、両手をポケットに突っ込んで寒風に向かって歩きます。と言っても、別に困難に立ち向かっているというわけじゃなくて、たまたま正面から風が吹いてくるだけなんですが。そして気づけば、寒風を受けているのは露わになった自分の顔だけ。ヒトは体中を衣服で覆い隠しますが、顔だけはいつも無防備です。マスク着用も個人の判断に任されることになりましたし。 朝まだき寒風に向かふ貌のあり 山人 ※朝まだき(まだ夜が明けきらない時、早朝)、貌(かお) #haiku #俳句 #kigo #寒風 pi

    凍つる空信号の赤明滅す ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2023/07/02
    山猫さん 遅くなってしまいまして。静かな冬の句が、穏やかに響いて参ります。どの句も良くて 迷いますが、③の「雲の底炙る」言葉が好きです。お変わりなくお過ごしでしょうか。新鮮な夏空の句 お待ちしています🌿
  • 我が家の独立宣言 (創作短編小説) - 森の奥へ

    我が家の独立宣言 by 摩耶摩山 始まりは浴室だった。 ある日、我が家の浴室はわたしからの独立を宣言したのだ。ある蒸し暑い夏の夕方のことだった。 仕事から帰宅すると、寝室とリビングダイニングのエアコンをONにして、全部の部屋が冷えるのを待ちながら冷蔵庫でキンキンに冷やしておいた麦茶を一杯飲む。全部の部屋と言っても、1LDKの我が家なので、エアコンがあるのはその2部屋だけだ。麦茶を飲み干すと、寝室のキャビネットから取ってきた着替えの下着とTシャツ、短パンを持ってシャワーを浴びに浴室に行く。ここまでがいつものわたしのルーティーン。その日は、そこから先がいつもと違った。ドアに張り紙があったのだ。 「当浴室は日、貴方からの独立を宣言いたします」 けっこう達筆な字だ。と言うか、わたしより上手い。いや、そんなことどうでもいい。なんのことか意味が分からなかった。 身体中不快な汗にまみれているわたしは

    我が家の独立宣言 (創作短編小説) - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2023/04/26
    山猫さん ご無沙汰してしまいまして。今回の作品は かなり饒舌な主人公さん混乱ぶりに笑ってしまいました。家にもチャーハンさんにもそれぞれ思いがあるのですね。帰って来たくてももう話も聞いてもらえなければ……
  • 陽だまりに手袋の手を翳す朝 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    朝月夜コンビニレジで大あくび 前回の記事に載せた俳句です。わたしの毎朝の通勤路にあるコンビニでのエピソードを詠みました。 実は数日前、このコンビニに強盗が入りました。 60代ぐらいの男がレジにいたアルバイト店員の女性(67)に包丁のようなものを突き付けて「金を出せ」と脅した。女性が「ないです」と応じると、男は「これ、持って行くわ」と言って買い物かごに入れていた品と飲料の商品計3点を自分の手提げかばんに入れ、徒歩で逃げた。(「神戸新聞」より) わたしは事件が起きた30分後くらいこのコンビニの前を通りがかりました。ちょっと買い物、と思って店に入ろうとすると入り口がロープで封鎖されていました。その時初めて事件に気づいたのです。 そう言えば店の前の道にはパトカーが赤色灯を点けたまま停まっており、辺りにはお巡りさんが何人もいました。近くの民家の玄関口で聞き込みらしいことをしているお巡りさんもいまし

    陽だまりに手袋の手を翳す朝 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2023/02/17
    ご無沙汰しまして。つい百人一首の月を思い出しますが「朝月夜」という語感が素敵です。④ の 浮浪雲の句も 読むとつい空を見上げてしまいます。冬の空っていいですね。
  • 星月夜ピアスの君に触れられず ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    映画を2観ました。映画館で、です。 『すずめの戸締り』と『THE FIRST SLAM DUNK』の2です。 どちらもとっても面白かったですが、より楽しめたのは後者でした。 山王工業戦の最終盤で交代を告げられた桜木が安西監督に叫んだセリフ。 「オヤジの栄光時代はいつだよ。全日のときか? オレは、オレは今なんだよ!!」 自分の一生を俯瞰することができて初めて発することができるこの言葉。大した緊張感もなく生きてきたわたしには到底思いつきもしない言葉です。 心を揺さぶられました。 今回は10月31日から11月4日までのtweet句です。 どうぞよろしくお願いします。 息白し背のランドセル笑ひをり わたしの通勤路にある小学校の朝の開門は午前8時と決まっているようです。ゆっくりめに出勤した朝は、8時少し前にその小学校の校門前を通ります。二人連れ、三人連れ、四人連れの小学生たちが校門に向かって歩

    星月夜ピアスの君に触れられず ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/12/14
    ご無沙汰しまして。①の朝の風景が好きです。いつも思いますが、どの句からも山猫さんのお話に常に流れる清新さを感じます。星空の句とお写真も美しい。スラムダンクは 息子もとてもよかったと申しておりました🌿
  • 歩いても歩いても虫鳴く夜や ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    8月22日から9月30日までの6週は、この間に行った東北旅行(岩手方面)から題材をとった句を詠みました。 10月からは元の形、その日その日に感じたこと出会ったことを題材にして詠む形に戻りました。戻りましたが、、、いつもと変わらない日常のなかで一日一句を詠むのは修行のようで、わたしにとってはなかなか厳しい作業でした。 今回は10月3日から10月7日までのtweet句です。 tweet句の季節はようやく秋を迎えています。 拙い句ばかりですが、どうぞよろしくお願いします。 指揮を待つビオロンの弓野分前 漢字が続いて読みづらいですが「ビオロンの弓」で切ります。バイオリンにすると字数オーバーになるのでビオロンにしています。「野分」は秋から初冬にかけて吹く強い風、台風のことです。指揮者がタクトで合図を送るとビオロンが激しくかき鳴らされます。その合図を待つ束の間の静けさ。嵐の前の静けさ、を詠んだつもりで

    歩いても歩いても虫鳴く夜や ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/11/13
    ご無沙汰しまして。曼珠沙華の二句に過ぎゆく時間を感じます。咲き始めの美しさにも不思議と花の終わった姿にも惹かれるのは、花の見てきたものを想うからでしょうか。不快な存在、興味深く読ませていただきました。
  • 旅行に行きたい!③ ~旅行一日目その2(一関から平泉・毛越寺まで) - 森の奥へ

    今回の記事は旅行一日目(8月22日)その2、一関から平泉・毛越寺までの行程です。 私的な旅行の記録としてまとめていますので、引用や個人写真が多くて読みづらくなっている点は、どうぞ了承くださいますように。 下の赤字の部分が今回の行程になります。 伊丹空港⇒(飛行機)⇒仙台国際空港⇒(仙台空港アクセス線・東北新幹線)⇒一関①⇒(車)⇒平泉②③⇒(車)⇒達谷窟毘沙門堂④⇒(車)⇒瑞泉郷⑤(泊) 一関 仙台空港アクセス線から仙台駅で乗り継いだ東北新幹線やまびこ53号盛岡行は時刻表通り11時23分に一ノ関駅に着きました。仙台・一ノ関間は33分の乗車になります。 お盆明け、平日の昼間ということもあってか、一ノ関駅に人影はまばらでした。 ちなみに市の名前は一関市、駅の名前は一ノ関駅だそうです。わたしの地元神戸では、私鉄の阪急、阪神の駅名は神戸三宮で、JRの駅名は三ノ宮です。それぞれ「ノ」が付くには深い訳

    旅行に行きたい!③ ~旅行一日目その2(一関から平泉・毛越寺まで) - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/10/22
    毛越寺(もうつうじ と読むのですね) 大きな大泉が池に、平泉の空が映って。手入れの行き届いた歴史のある庭園。優雅な遣水での曲水の宴を想像します🌿
  • 旅行に行きたい!① - 森の奥へ

    今回は旅行記です。 というか、出発するまでのひとり言、みたいな記事です。よろしければ、少しお付き合いください。 海外は別にして、日国内でいつか行ってみたいと思いながら、まだ訪ねることができていない場所が何か所かあります。 新型コロナのこともあって、しばらく複数泊の旅行には出かけていませんでした。 この夏も第七波の感染拡大が予想され、いつ行動制限が要請されるか分からない状況でした。 ですが、行動制限の要請さえなければ、この夏は久しぶりに旅行に行きたい! と思って、頭に浮かんできた場所が、三内丸山、平泉、佐渡、隠岐、奄美でした。 はじめの二つは世界遺産、あとの三つは離島です。 奄美は世界遺産でもありますね。佐渡や隠岐も近いうちにそうなるかもしれません。 世界遺産や離島を思うと、ときめきに似た快感が湧いてくるのです。 それと同時に、残り時間の限られた一生のうちにあと何度、複数泊の旅行ができるか

    旅行に行きたい!① - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/10/20
    遅くなってしまいまして。これから ゆっくりと拝見させてください。最近 小さなひとり旅をして来たところです。山猫さんのお話を楽しみにしています。
  • 旅行に行きたい!② ~旅行一日目その1(伊丹空港から一ノ関まで) - 森の奥へ

    旅行初日です。 旅行先で訪れたのは宮城県と岩手県です。東北旅行とすると言い過ぎですし、岩手旅行とも言い切れません。うまく表現できないので、そのまま旅行と書くことにします。 というわけで旅行初日です。三泊四日の旅行一日目です。行程は以下の通りです。 伊丹空港⇒(飛行機)⇒仙台国際空港⇒(仙台空港アクセス線・東北新幹線)⇒一ノ関⇒(車)⇒平泉⇒(車)⇒瑞泉郷(泊) 今回は、旅行一日目その1(伊丹空港から一ノ関まで)の記事です。 神戸の自宅を出たのは8月22日午前6時過ぎ、残暑厳しい一日の始まりを思わせる朝、長男Mが運転する車で駅に向かいました。 伊丹空港午前8時ちょうど発のANA731便が仙台国際空港に着くのは9時15分の予定でした。 その朝のtweet句です。 夏草やコンクリートを突き破る 夏の強烈な陽射しを浴びて育つ植物の繁殖力はあまりに逞しくて、コンクリート敷の地面を突き破って芽を伸ばし

    旅行に行きたい!② ~旅行一日目その1(伊丹空港から一ノ関まで) - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/10/01
    遅くなりまして。9時14分の間に、地面に近いところへ降りるお写真の後に、高いところまで上がるお写真が続いて、びっくりしました。皆さん落ち着いておられて。楽しいご旅行の幕開けに、驚きの出来事ですね。
  • 一緒に帰ろう - 森の奥へ

    六月九日朝、夢を見た。 父の夢だ。 そうだ、今日は父の命日だった。 あの日の午後、危篤の報を受けて駆けつけた病室で、父にはまだ息があった。何人かのナースが病室の父の周りに集まっていた。 そして次々に家族が駆けつけ、みんなが揃ったのを見届けるようにして父は逝った。 夢に出てきた父はの顔をしていた。ほかの誰もがの顔をしていた。あの日病室に駆けつけてくれたドクターもナースもの顔をしていた。顔はだが、みんな二足で立って歩いている。歩くどころか、立ってしゃべってさえいる。 のドクターやナースがしゃべっているその声は人の声で、都合の良いことに日­語だった。声のトーンや口調で性別も分かった。顔はでも、それが誰なのか見分けることができた。 私は毎夜夢を見る。夢にはいつもが現れる。違う、の顔をした人が現れる。みんなの顔だ。当のかもしれないが、人かかは声を聞けば分かる。当のなら

    一緒に帰ろう - 森の奥へ
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    snow36 2022/08/07
    ご無沙汰してしまいまして。亡くなったお父さまと夢で。私もあと何年かすると、母の歳を超えます。山猫さん お父さまとお会いになられたらどんなお話をなさるのでしょう。いろんなことを考える歳になりました。
  • 朝まだきミニヒマワリに鳥の声 ~ロシアのウクライナ侵攻;6月20日~7月2日の朝刊見出しまとめ~ - 森の奥へ

    ロシアウクライナ侵攻について、自分用のmemoとして、この間の新聞朝刊一面の見出し(ウクライナと国際情勢に関係するもの)をまとめています。なお、日付と見出しは山🐾家で購読している産経新聞に拠っています。 ウクライナ侵攻開始から4カ月が過ぎました。長引くウクライナ侵攻に対して西側諸国が抱いている感覚を次の記事が的確に表現していると思います。 英紙フィナンシャル・タイムズが今月、「西側が感じ始めたウクライナ疲れ」とするコラムを載せてから、欧米や日のメディアが「ウクライナ疲れ」「ゼレンスキー疲れ」という言葉を使うようになった。 (中略) 国際社会の空気を感じとったゼレンスキー氏は22日、カナダの大学生に向けたオンライン演説で「誰もが戦争にうんざりしている。どうかウクライナ戦争が続いていることを忘れないでもらいたい。戦争を理由に疲れないでほしい」と訴えた。 (中略) 世界経済を混乱させて

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    snow36
    snow36 2022/07/03
    ご無沙汰しまして。羽根持たぬ向日葵の句に、何気ない日々の有り難さも感じました。16日の御記事で ろ獲という言葉を知りました。先にあるものを知りながら繰り返してしまう人間。向日葵の無心に憧れてしまいます。
  • あおきいろ ~ロシアのウクライナ侵攻;5月9日~5月22日の朝刊見出しまとめ~ - 森の奥へ

    ロシアウクライナ侵攻について、自分用のmemoとして、この間の新聞朝刊一面の見出し(ウクライナと国際情勢に関係するもの)をまとめています。なお、日付と見出しは山🐾家で購読している産経新聞に拠っています。 2022年5月9日(月) ※新聞休刊日 2022年5月10日(火) ・戦勝記念日演説 プーチン氏、侵攻正当化 対ウクライナ戦争宣言せず」 ・示せぬ戦果 支持アピール終始 ・G7露産石油禁輸 「段階的に」日も一致 ・参院選310人超立候補へ 社調査 露侵攻対応や改憲 争点 2022年5月11日(水) ・オデッサ攻防激化 露軍、製鉄所制圧へ突入 2022年5月12日(木) ・ハリコフ4集落奪還 露軍、国境付近まで撤退か 2022年5月13日(金) ・NATO フィンランド加盟申請へ 対露、スウェーデンも ・日EU 対露制裁で連携 首脳協議「インド太平洋」協力 2022年5月14日(

    あおきいろ ~ロシアのウクライナ侵攻;5月9日~5月22日の朝刊見出しまとめ~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/06/14
    青空を持ち上げる向日葵や、青空に乗っかって咲く向日葵からも力を感じます。抑えつける力ではなくて、陽気な活の力🌿
  • 鳩たちの夜 (創作短編小説) - 森の奥へ

    創作小説です。 かなり前に書いた作品です。実は、あと何作か以前に書いたものがあります。ほとんどが十数年前に書いたものです。当時参加していた小説同人誌に掲載するために書いたものです。 読み返して手直しをして、これからぼちぼちアップしていこうと思っています。自分が書きたかったのはやっぱり小説だったんだなって、不出来な俳句を詠んでいるうちに気付きました。でも、だからといって、小説だったら俳句より出来が良いかというと、決してそういう訳ではありません。書いていて楽しいのが俳句よりも小説だったということです。 自分が楽しいからっていうだけじゃなくて、読んで楽しんでもらえたら、さらに嬉しいです。 ちょっとだけ長いです。文字数は4500字ほど、約9分で読めます。 *** * *** 鳩たちの夜    by 摩耶摩山 一人住まいの部屋に帰る。郵便受けを確かめる。入っているのはピザのチラシとダイレクトメール

    鳩たちの夜 (創作短編小説) - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/05/14
    遅くなりまして。こんなにも受ける相手のことを思っているでんわは、元の持ち主からはもう嫌われて帰って行くところはないのですね。かごの中の鳩の心。別れる二人だけではない余韻が。静かな文章にも惹かれます。
  • 安保理をマリウポリで開け春だもの ~ロシアのウクライナ侵攻;4月11日~4月17日の朝刊見出しまとめ~ - 森の奥へ

    土曜日の朝は、離れて暮らす母親のところへべ物や飲み物の差し入れを持っていきます。車で片道30分ほどの場所です。移動の間、車中でNHKラジオを聴くのを習慣にしています。 いつも聴いているのが『高橋源一郎の飛ぶ教室』という番組。放送自体は金曜の夜ですが「らじる★らじる」というアプリを使えば、放送後一週間はいつでも聴くことができるようになっています。 この番組では、毎回一冊のを高橋源一郎が選んで読み込んで解説紹介してくれます。 先週の放送「繰り返されてきた“プロパガンダ”」の回で紹介されたのは、ベルギーの歴史学者アンヌ・モレリ著『戦争プロパガンダ10の法則』(永田千奈訳、草思社文庫)でした。 「世論を特定の方向に誘導するからくりを体系的に分析している」学者が書いた「今読むしかない」です(「」内は同ラジオ放送より)。 プロパガンダ10の法則は、このの各章のタイトルになっていて、それを見てい

    安保理をマリウポリで開け春だもの ~ロシアのウクライナ侵攻;4月11日~4月17日の朝刊見出しまとめ~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2022/05/14
    破壊の限りを尽くされた映像には言葉もありません。ひとつひとつの窓には、かけがえのない人生があったものを。いつ終わるのか。立ち直るのにどれだけの時間が必要なのか。みんなの幸を心の中に育てていきたいです。
  • 鬼を追ひそれでお前は気が済むか ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回は1月28日から2月4日までのtweet句です。 この週から平日(月~金)だけ俳句をtweetすることにしました。今回の俳句記事は、帳尻があうように、この期間の6句をまとめています。次回以降は1週ごとのtweet句5句をまとめていくつもりです。 いつまでたっても拙い俳句ですが、、、どうぞよろしくお願いします。 日めくりをめくり忘れて冬深し 部屋に貼ってあるのは、月めくり?カレンダーです。日にちを確認するカレンダーというよりスケジュール表のように使っています。書き込まれているのは、通院の予定とか浄水器のカートリッジの交換日とか、飲み会に行くので夕がいらない日とか。最後のはコロナ禍の折、書き込む機会はなくなってしまいましたが、、、話がそれました。 日めくりには、そんな個人情報ではなく、六曜、旧暦、干支、二十四節気などの情報が詰まっています。ありがたい格言やらことわざが書かれている場合もあ

    鬼を追ひそれでお前は気が済むか ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    snow36 2022/03/10
    優しいブックマークコメントをありがとうございました。感謝します🌷 「春ボール」の感性にわくわくいたします。今の社会情勢にぴったりの「鬼を追ひ」は、声を出して読んでしまいました。平和がいいですね🌿
  • 落ち葉には夢ありいつか花にならむ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    年があらたまってもうすぐ一か月になりますが、またまたブログの更新を滞らせてしまっています。 その上、読者登録させていただいている方のブログへの訪問もすっかりご無沙汰してしまっています…… 更新を待ってくださっている読者の方が果たしていらっしゃるのかどうか、とっくに諦められてしまっているのかも分かりませんが、とりあえず、言い訳をさせていただきます。 もともと記事作成に向かう熱量が少ないので、最近はTwitterへの一日一句の投句でいっぱいいっぱいな状況になってしまっています。 その一日一句の投句は、年末年始6日間のお休みをはさみましたが、9月23日から1月28日まで、122日間122句までなんとか続けてきました。 一応、自分なりに頑張りました(^^ゞ ですが、これ以上はちょっと無理みたいです。 句をtweetするにあたって下書きを何句か考えます。 そして、その何句かのうちで、まだマシな方かな

    落ち葉には夢ありいつか花にならむ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    snow36 2022/01/31
    ご無沙汰しまして。いつも身近の風景を丁寧に詠んでいらっしゃる句があたたかいです。「裸木や」は、内から湧き上がってくる力強さを見るようです。どんな時にでも持ち続ける美意識とはこのようなものでしょうか。
  • 秋深けてまだ生きてをり螽斯 〜教育実習生担当日誌⑵ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    教育実習日誌に書いたわたし(指導教官)側の文章を、備忘録として、そして40年ほど前に教育実習生だったわたし自身への応援メッセージとして書き残しています。 教育実習は2週間(10日間)。4日目からの記録です。 1日目から3日目はこちらに書きました。→捨ての小さき肉球いわし雲 〜教育実習生担当日誌(1) - 森の奥へ 4日目 (重度の肢体不自由のある)子供たちの中には学校でもあまり覚醒が上らず、眠ってしまう場面が見られることがあります。体調面を考えると無理に起こす必要はないと思いますが、刺激が足りずに居眠りしてしまう場合もあるのでケースバイケースだと思います。人が楽しめる活動を取り入れることで覚醒が上がることはよくあります。人をより深く知る(実態把握をする)ことが重要なのは、こういう側面があるからだと思います。 5日目 以前には、生徒たちの名前を呼び捨てにしたりあだ名で呼んだりする教師が

    秋深けてまだ生きてをり螽斯 〜教育実習生担当日誌⑵ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2021/11/30
    ①がいいなと思いつつ、②に おかえりと言う立場なのに、ただいまと帰りたいと思う家があることにふと気づきました。冬の入り口。もう誰もいない家なのですが。日誌の言葉に私まで気づきをいただいた気持ちです🌿
  • 何を追ふ地下道を往く木枯らしや ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    わたしの住む神戸・六甲山南麓に木枯らしが吹いたのは11月のはじめでした。 角川学芸出版『角川俳句大歳時記』には 凩【こがらし】木枯(こがらし) 冬の初めに吹く強い北風である。語源は「木を枯らす」とも「木の嵐」ともいわれるが、どちらにしても木にかかわりがある。この風が吹くと、枝の木の葉は残らず飛び散り、散り敷いた落葉もところ定めずさまよう。 とあります。 わたしは「木枯らし」と書きましたが、「木枯」と書くと「木を枯らす」という意味、「凩」と書くと「木の嵐」という意味が鮮明になるのでしょう。 枝の木の葉を残らず吹き飛ばし、木を枯らしてしまう風。改めて意味をたどると胸に迫るものがあります。 木枯の句に好きな句が二つあります。 海に出て木枯帰るところなし(山口誓子) 木枯一号アンドロメダを吹き落とす(土見敬志郎) 山口誓子の句は現代国語の教科書か何かで知りました。 山から吹き下ろす木枯が勢いよく海

    何を追ふ地下道を往く木枯らしや ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    snow36 2021/11/28
    気ぜわしい季節と人生と。その先は何があるかわからないのに止まれないのですね。④ に親しみを感じます。句に添えていらっしゃるお写真が いつも素敵です🌿
  • 捨て猫の小さき肉球いわし雲 〜教育実習生担当日誌⑴ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回の前段は俳句のこととは全然関係ありません。 何年ぶりかで教育実習生の担当をすることになりました。期間は2週間です。 実習期間中は、その日の振り返りを口頭で行うだけではなくて、実習日誌を介して、文章でのやりとりも毎日行います。 その日誌に書いたわたし側の文章を備忘録として、そして、40年ほど前に教育実習生だったわたし自身への応援メッセージとして書き残しておこうと思います。 1日目 生徒たちとの関わり方について、すぐにコミュニケーションがとれる即効薬のようなものはないと思います。けれど、S先生(実習生さん)の強みは生徒たちと年齢が一番近いということです。わたしたち教師には絶対に敵わない強みです。そうしたことに生徒たちは敏感です。心の垣根を低くして、心を開いてくれる一瞬が必ずあると思います。その一瞬を経験するだけでも、S先生にとって大きな成果になると思います。実習期間は短いですが、何か一つで

    捨て猫の小さき肉球いわし雲 〜教育実習生担当日誌⑴ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    snow36
    snow36 2021/11/21
    青なほも青。青空の下、何気ない日々が繰り返されるばかりですが、懐かしく思う時が来るのですね。日誌の山猫さんの言葉に、一生懸命に教育実習される先生は ほっとなさいますね。大切なお仕事 お疲れさまです🌿